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やっぱり、見ておきたい、そう思いながら、なかなか行く時間がとれずにいたんですがようやくみてきました。
時間の関係で新宿でみたんですが、平日のお昼頃からの初回というせいもあるかと思いますが、意外に年配の方が多かった。男性も女性も、私よりは確実に上な感じの方がほとんど。もう、時期的に遅いせいかなとも思いますが、30代、もしくはそれより下という感じの方がほとんどいないのは、ちょっと意外でした。


●「THIS IS IT」
  監督 ケニー・オルテガ
  出演 マイケル・ジャクソン
  ★★★ (最高!でした)


もう皆様周知の、6月に急逝したマイケル・ジャクソンのツアー・リハーサルの模様を編集したドキュメンタリーです。

途中から、見ていて涙が止まらなくなってしまった。実は隣でみていた私より少し上?と思われる女性も同じ。見ず知らずの人なんだけど、彼女もかなり泣いていたわ。

観て良かった、観れて良かったって思った。

涙は、どういう涙だったのか、嬉しかったのか、感激したのか、悲しかったのか一口にはいえない。本当にいろんな思いがこみあげてくるように思いました。


・ まず、エンタテイメントの力・可能性を感じた
これこそ、エンタテイメントなんだって思った。マイケルのコンサートって、歌とかダンスとか単体でとりだせるものではない、マイケルはもとより、バックのミュージシャン、コーラス、ダンサー、VTR、照明等演出等等全部含めて、すべてを構成しコントロールした上で最上のもの提供する総合芸術ですよね。

・ マイケルはやっぱり天才!
そして、そのすべてを把握し構成していくマイケルはすごい!って思った。
彼の頭の中には、この曲では何を伝えたい、この 部分ではどういうことを感じさせたいっていうことが全部きっちりあって、何がすごいかってそれを実現させるためには、どういう音、どういうテンポ、どういう演出が必要なのか効果的なのかということがわかっていて、それをスタッフにきっちり伝えられていること。

・ 天才とものを創造できる幸せ
バックミュージシャン、ダンサーはじめこのツアーにかかわるすべての人々が、それぞれの道でプロであるわけですが、その人達がマイケルという才能と仕事ができる、一緒に何かを作り上げることができるということに、本当に喜びを感じていて、マイケルのリクエストにきっちりこたえていこうと頑張っている様子が伝わってくる。本当に至福の時間だったんだろうなあ。

・ そして、あらためて50歳とは思えない、しばらくツアーから離れていたと思えないと艶やかな歌声と、重力を感じさせないキレのあるダンス!

・ そして、これだけ完璧を目指していたマイケルがもうこの世にはいないということ。
体にもキレがあるし、元気そうにみえるんですが、薬で支えていたんですね。
もう、この世にはいなくてこのリハの完成形をみることは永遠にないんだと思うと、マイケルの死ということが何かうそのようで、それでいて現実味を持って感じられます。


マイケルの大ファンというわけではありませんでしたが、私の10代最後~20代、マイケルが最も輝いていた時代と重なります。だから、マイケルの曲はいつもそばにあった気がします。初来日のドームコンサートに行った時は、もちろん楽しい大興奮のコンサートではあったけれど、エンタテイメントとしてそのすべてを楽しみつくした感じは私は今となってはなかったように思います。
だから、身近でいい曲だと思ってきいていたけれど、スリラーをはじめ凝ったPVを興味を持ってみていたけれど、マイケルのエンターテイナーとしての本当の真価をわかっていなかったような気がする。
そして、ここしばらくはマイケルをスキャンダル的な感じで目にする機会の方が多くて、彼の曲を自分から聞くことはない日々が長かった。

でも、今日あらためて、映画の中でマイケルの歌声をきき、ダンスをみながら、あらためていいなあ、すごいなあって思いました。
私にとっては、HUMAN NATUREが不意打ちでしたね。6月以降、スリラーやビートイット、ビリージーン、ブラックオアホワイト等はよく耳にしましたが、HUMAN NATUREは久しぶり、大好きだったんですが、その優しい歌声にうるうるしちゃいました。
環境問題を提起しているアース・ソングの曲もVTRもまたその演出にかけるマイケルの様子等などもすごく印象的でした。

みながらね、潤くんはみたんだろうか?って思った。絶対、もうすでに観たか、観たいと思っていると思うのよね。きっとすごく刺激をうけることが山ほどだろうと思うのでぜひ観てほしいなあ。できれば、他のメンバーにも。

<追記>
潤くんが観たことをラジオで話していたとのコメをいただいて、ラジオのレポをしてくださっているブログあたらせていただいたら、11月14日づけのJUN STYLEで、話していたんですね。もう4回もみたみたい。
(うちは、NACK5の入りがよくないのでレポで読ませていただいたりが多いんですが、見逃しておりました。)
私信:ヒロさん、ありがとう
また、レポしてくださっているブロガーの皆様ありがとうございます。

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2009.11.22 / Top↑

金曜日の「マイガール」第7話です。

今回は、保育園のママ友はるかさん(平岩紙)の話。はるかは、夫と離婚し新太を育てるシングル・マザーですが、離婚の時親権を得た条件が定職についていること。そして、はるかの勤める旅行代理店が倒産してしまい、好きあらば、新太を手元におきたい元夫やその母から、新太をひきとりたいと責められることに。新太を渡さないためにも、職を見つけなければならないけれど、シングルマザーに対する世間の目は厳しく、就職活動は難航。
元夫や姑からの攻勢や、うまくいかない就職活動に落ち込みがちなはるかを正宗相葉雅紀)はひとごとと思えず、一生懸命支えます。そして、はるかの方ではそんな正宗にちょっと胸キュン。
しかし、一方で正宗は自分はずっと陽子(優香)を思い続けていてその気持ちに変わりはないものの、いつかは他の人を好きになるかもしれない、はるかのことも好きなのか??そんな自分にとまどいも覚えています。
まあ、就職もうまくいったはるかとは子育ての戦友同士ということで落ち着くんですけれど。

いろいろ、心にしみる場面が多かったです。

お姑さんに言いたい放題言われて、ズタズタの気持ちになって最終面接も気持ちが折れてすっぽかしてしまって・・・、こどもにもあたってしまうはるかに正宗が「自信をもってください。はるかさんは僕が知っている中で最高のお母さんですから」
こういうふうに、心が折れて自分を支えることが難しい時に、「あなたは大丈夫、最高だよ」って言ってもらえるって、本当に慰められるよね。
心が折れまくっている時って、自分の力だけで回復するのって難しい。
誰かから、そんなふうに支えてもらえるだけで救われたりすること多いもの。
私が大好きな矢野顕子さんの歌の歌詞に「お母さんもたまにはいい子いい子してほしい」って言う歌詞(ごめんなさい、細かい言葉づかいは違うかも)があるんですが、気を張っていつも元気にみえるお母さんだって、たまにはいい子いい子してもらって、無条件に「今のあなたでいいんだよ」って言ってもらえる時がほしかったりする。
それを思い出しました。

あと、コハルちゃんが正宗のお誕生日祝いをする場面。
「ママが正宗くんのお誕生日はとっても大切な日って言ってました」
陽子さんは、コハルちゃんを1人で育ててきたけれど、実は正宗と一緒に育ててきていたのね。
陽子さんとコハルちゃんとの会話の中には、いつも正宗くんがいて、だからコハルちゃんは正宗に会ったことがなかったけれど、陽子さんを通してすごく身近な存在だったんだろうなって思います。
そして、今は正宗とコハルちゃんの2人だけど、意識の上では3人なのよね。

あとね、高ちゃんの「もし、おれがおまえだったら陽子さんのことは絶対に忘れない。でも、きっといつか他の人を好きになる。悲しいけど生きているってそういうことだと思う」 この言葉にもちょっとジーンときました。
そしてその後夢中で自転車を走らせる正宗くん、とまって涙をこらえている正宗くんをみていたらこっちがうるうるしてきちゃった。


し・か・し
正宗くんは罪な男だなあ・・・。
だって、そもそもあんなかっこよくって、優しそうな上に・・・
元気づけるために、自分のとった写真で癒し系のフォトアルバムを作ってプレゼントしてくれたり、
心折れている自分をそのまま受け入れて「最高のお母さんですよ」なーんて、その時一番欲しい言葉を言ってくれたり、
思わず泣いちゃった自分に「見ていませんから」って思いやってくれて。

心が弱っている時にこれをされて好きにならない女子がいたら、お目にかかってみたいものだわ。
設定として、本人は当初ほとんど無自覚にやっているんだものね。
こういう感じが、女性の方に私の方がしっかりして守ってあげなきゃと思わせるのでしょうね。

残りは3話、来週も楽しみにしています。


これまでの回の感想は↓↓

マイガール 第1話 * 第2話 * 第3話 *  第5話 * 第6話 * 第7話 * 第8話 * 第9話 * 最終話

2009.11.22 / Top↑