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「悪人」みてきました。

息子(中1)と2人とも行きたいって言っていたものだったので、昨晩「じゃあ明日特に何もないから行こうか」っていうことに・・・。ダンナも誘ったら行くっていうことで3人で行ってきました。

六本木ヒルズに行ったんだけど予想以上の混雑でした。
まだ、公開になってそんなにたっていないし、賞は取って話題だし、休日だしということで、50分前について行ったら、もう一番前の席しかあいていなかった。(きっと、ネット予約して行った人が多いんでしょうね)
そんなこんなで、久しぶりに一番前でみて、首は痛いし見る環境としては最悪だったけれど、みごたえがあってすごく良かったです。

● 「悪人」
   監督 李 相日
   出演 妻夫木聡 深津絵里 岡田将生 満島ひかり 柄本明 樹木希林

「悪人」公式HP

「誰が悪人なのか?」っていうキャッチフレーズで宣伝していたと思いますが、出てくる登場人物でオールOKな人は誰ひとりいずにみんな弱い部分ずるい部分を抱えていて、そしてそのしわよせが一番社会的にも救われずらい弱い祐一のところにきたような気がします。

モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞をとった深津さんはもちろんよかった。
平凡な閉じた世界の中での凹凸のみえない毎日と、期限付きとはわかっているけれど逃避行によりはじめて必要とされ繋がった感が得られて生きている実感を持てたその両面をすごくリアルに表現していて良かったなと思います。

妻夫木くんも、この役にかなり打ち込んでいたようですが、ふかっちゃんにスクリーンの中で存在負けしていなかった、良かったって思います。あんなにやさぐれて粗野な感じのブッキーははじめて。
でも、粗野で孤独を抱えてうつうつとしていて、でもある瞬間すごく透明感を持って見えたりして。
見ていて、すごく惹きつけられて忘れられない感じがします。

岡田くんはチャラさに徹していたところがナイスだったし、満島さんは本当に好演だったと思います。打算的だったり、人を見下すことによってプライドを保とうとしたり、そういう人のいやらしさをすごくよく表現していたもの。

そして、やっぱり樹木希林さんと、柄本明さんかなあ。
樹木さんは、マスコミが待ち受ける中、出かけてかえってくるまでの部分が圧巻でした。
あの無表情さんの語るものが切なすぎる。
柄本さんは、岡田くん演じる自分の娘をないがしろに扱った大学生に対して「あんた大事な人はおるね」と問いかけるあのシーン、言葉が忘れられません。

村尾さんはこの映画をみて、携帯が社会的孤立を弱めているのか強めているのか 携帯の社会的孤立についてまで考えたとのこと。
出会い系が、主人公達を結んでいるっていうこともあるけれど、携帯が弱めているのか強めているのか、ここにでてくる登場人物と同様、一言で善とも悪とも言い切れない陰陽両方の面があるように思います。

多分、原作をかなり大胆に整理した部分もあるのだろうと感じられる場面も多かったので、原作是非読んでみたいと思います。

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2010.09.21 / Top↑
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