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まだ、月末まで何日かを残してますが、3月に読んだ本のレビューです。  

 ●「流星の絆」 東野圭吾 講談社 

これについては、クドカン脚本のドラマとあまりにも切り離せなかったので、そのことと絡めてすでに、別エントリーで書きました(→こちらまで) 
東野圭吾さんのもとの小説を味わうには、先に本を読んでおけばよかったとちょっと後悔です。そうしたら、2種類を楽しめたのに。


 ●「 マダムだもの」 小林聡美 幻冬舎

 もともと好きな女優さんなので、お友達のブログで紹介されていたので、読んでみました。面白かった。基本電車でよむこととか多いのですが、時々面白くて、声を出して笑いそうになって、いけないいけない自制します。話が単純に面白いこともあるし、ご主人の三谷幸喜さんが朝日新聞に連載しているエッセイも結構読んでいるので、ご夫婦のキャラの差も面白い点です。
軽く楽しく読めました。



  ● 「ポトスライムの舟」 津村記久子

 先日発表された、140回芥川賞受賞作
文藝春秋に掲載されていたもので読みました。
今まで、文藝春秋を買ったことは無かったのですが、受賞作掲載ということで買って読みました。

関西が舞台で、あまりハッピーとはいえない現実を生きている30歳前の女性達。
主人公は、大卒ながら最初に勤めた会社で受けたモラルハハラスメントで精神的ダメージを受け、今は工場のラインで契約社員として働き、週末はお年寄り相手のPC教室の講師をし、内職でデータ入力の仕事をし、夜は友達のやっている喫茶店でバイトをしている。恋もでてこないし、NGOが主催する「世界1周の旅」に参加することを目標に日々の生活切り詰めることに一喜一憂している。そして、大学時代の女友達の生き方がそこにかぶってくるのですが、それもまた妙な現実感があり、平凡な中で何とか頑張っているそんな感じの話です。

ワーキングプアっていうのかしら・・、何か報われなさもありながらでもその中でどうにかやっていっている感じで、あまり前向きな要素はないにもかかわらず、一種突き抜けた乾いた明るさを感じます。現実をを淡々と受け入れ、ささやかなことに一喜一憂する様が、共感とはちょっと違うけれど面白く、一種の爽快さすら感じます。

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2009.03.27 / Top↑
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