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もう、今年もおわりですね。
今年最後の1本「源氏物語 千年の謎」みてきました。

夕方の時間にみたんですが、レディースデーとはいえ、公開から2週間以上たっているのにほぼ満員近く人が入っていました。(大盛況です)

●「源氏物語 千年の謎」
監督 鶴橋康夫
出演 生田斗真・中谷美紀・窪塚洋介・東山紀之・真木よう子・田中麗奈・多部未華子

公式HP

感想は、続きに




とにかく、映像が何よりも綺麗でした。
日本の伝統的な美ってこんなに美しいんだって思って、それが何よりも素晴らしかったわ。

そして、斗真くんの光源氏の美しいこと。

この映像的な美しさで、この映画の半分はクリアーだよねって思いました。


そして、ストーリー、
私は原作の「源氏物語 千年の謎」は読んだことがないんですが、

若い頃から源氏は大好きで、現代語訳何度か通しで読んでいるし、
かつ、歴史として道隆・伊周親子と、道長の争い、一条天皇と皇后定子・中宮彰子の関係性とか興味があって
歴史の本で結構読んでいる。

それ前提でいくと物語(光源氏の話)と現実(紫式部と道長の世界)が交錯するこの作りも割合スッと入ってきました。
でも、これそのへんの関係性の予備知識がどのくらいあるかで、話の分かりやすさが随分違うんじゃないかなって思いました。
要は、現実の物語が二重写しになっているんだけど、結構、物語と現実は入れ子になりながら進むし、混じり合ったりもするから。

で、ついでに言えば、でてくる姫君達が、藤壺、六条御息所、葵上、夕顔が中心なのでまあ最初の部分だけだろうとは思っていたけれど、あのダラダラ続く物語を映画っていう2時間の枠でどういう落とし所に持っていくのかなって思っていたんですが・・・。
本当に、紫式部が抱く怨念・情念によって紡ぎだされる物語っていうところにポイントが絞られてつくられていました。

そして、斗真くん演じる光源氏がひたすら美しさの化身のような存在であるのに対して、女性陣の濃いこと。
(でも、今回の作り方からいったら、絶対にそうなるべきですよね)

姫君達の印象は、ほぼ原作から抱いているイメージの通りだったけれど、唯一違っていたのは、桐壷更衣かな。
私の中での桐壷はひたすらはかないイメージ。(あんなふうに弘毅殿女御を押しかえしたりしない)

そして六条御息所@田中麗奈さんは、よかった。
実は若い頃原作を読んでいた時は、六条御息所って苦手だったんです。
でも、この年になってみると、プライドの高さと、それなのに自分よりもかなり若い貴公子にはまってしまって、繋ぎとめようとするけれどそれもできず嫉妬の鬼になって生霊となるその哀しさがもっとよくわかる。

そして、これをみて紫式部は六条御息所にある種の感情移入をしながら創作したのかなとも思いました。


今、実は、林望さんの現代語訳を読み始めて途中になっていて、
(この訳はかなり噛み砕いて状況が想像しやすくなっているので、これまでのものとはまた違って面白い。これまでは、与謝野源氏と円地源氏で読んだことがあったんですが)
来年こそはもう一度きちんと読みなおそうと思った次第です。






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2011.12.28 / Top↑
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