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今日は、さいたま芸術劇場へ。
蜷川さんの「海辺のカフカ」みてきました。



●「海辺のカフカ」
場所: さいたま芸術劇場
原作: 村上春樹
演出: 蜷川幸雄
脚本: フランク・ギャラティ
美術: 中越司
出演: 柳楽優弥 田中裕子 長谷川博己 柿沢勇人 佐藤江梨子 高橋努 烏山昌克 木場勝己


感想は続きに(ネタバレありなので、ご注意くださいませ)



原作は、発売されてすぐ読んだので、ほぼ10ねんくらい前?それから、ほとんど読み返していなかったので、かなり細かい部分は忘れていたのですが、みながらだんだん蘇ってきました。
(村上春樹の長編のものの中で、印象としてはかなりぼんやりしたものしか持っていなかったから)



まず、見て最初に思ったのが、「蜷川さんが村上春樹をやるとこうなるのか!」っていうこと。

美術がまず素晴らしかったし、こうきたか!っていう感じ。
村上春樹の小説は同じ時間帯を複数の物語が同時進行して最後1つに交わっていくことが多いし(これも、カフカの物語とナカタさんの物語が同時進行)その物語がロードムービー的要素を持って進んでいく場合が多い。(今回も東京から高松へ)
これに対して、巨大なガラスケースの中にそれぞれのセットを入れそれを動かし組み合わせることによって、その場面を表している。
さらには、オープニングではカフカが、途中では若かりし佐伯さんが、水槽のようなガラスケースの中に胎児のように横たわっていて、これは青の炎のニノを彷彿とさせる。

あと、村上春樹って結構性的描写もガッツリ書いてあったりするけれど、文体と全体の中での扱い方のせいもあって、そういう部分もすごく乾いた硬質な印象を私自身は持っていた。

でも、蜷川さんは硬質感も残しつつ、さすが実花さんのお父さん!最後、佐伯さんが自らを傷つけてその血を吸う感じでカフカの口の周りに赤が鮮烈に残ったりと綺麗なエロさも放り込んでくる。
結構エロな場面は多かったけれど、カフカと佐伯さんのそれはすごく綺麗に見せていたと思う。

大島@長谷川博己は、原作の時には私にはそこまでちゃんとうけとっていなかったけれど、性同一性障害の女性で男性が好きなわけだけど、カフカと佐伯さんと大島の間に一種の3角関係が垣間見えたりね。
長谷川さんの中性的な雰囲気がすごくよかったです。(やっぱりドラマより、舞台がいいなぁ)

田中裕子さんは、以前「冬物語」でみたことがあって、1人2役の変貌ぶりにびっくりだったけれど、今回の佐伯さんは年相応で静的な役だから前回ほどの衝撃はなかったかも。でもやっぱり上手いし控えめながらの存在感はある。

木場勝己さんは、ナカタ役。戦時中の事件がもとで読み書きすらできなくなっている役。
でも、さすがですね。誰が良いって、今回長谷川さんと木場さんがいいなって思ったもの。

柳楽くんは、久しぶりに見ました。ちゃんと見たのは、カンヌ映画祭で話題になった「誰も知らない」以来かも。大人になってちゃんとみたのは初めてです。
よかったと思う。思ったけれど、実は観ながらこの役を20代前半のニノでみたかったなぁとも思ってました。
今のニノにはさすがに15の役はきついと思うけれど(でも、舞台だったらある意味ありはありなんだけどね)
もう少し若い時なら、絶対はまっただろうなって思う。



久々に、原作度読み直さないとと、思いました。(今、家にあるかなぁ)
あの複雑な構造のどこを抜き取りどこをそぎおとしたのか確認したい。







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2012.05.11 / Top↑
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