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青山円形劇場で、「叔母との旅」みてきました。

●「叔母との旅」
場所 青山円形劇場
原作 グレアム・グリーン
演出 松村武
出演 段田安則 浅野和之 高橋克実 鈴木浩介




2010年に同じキャストで演じたものの、再演です
(前回、やっているなぁという記憶にはあったのですが、私は今回初見でした)


青山円形劇場というハコ自体もはじめてだったのですが、円形ということでの構成が面白く生かされていて、
さらにコンパクトで一体感のある空間(私は、前から2列目でしたが舞台から2mほど)でした。

さらに、キャスト4人、どなたもみんな魅力的でしたが、演じられている役柄もあり、段田さんは出色!


感想、一部ネタバレになりそうなので、 続きに。






まず、すごく新鮮だったのが、主人公のヘンリーは、4人が交代であったり同時進行であったりしながら演じていく。
そして、20人以上に及ぶ登場人物を4人で演じ分けていくわけなんですが、基本衣装もそのまま(多少の小道具派遣ったりするものの)話の流れの中で瞬時に人が入れ替わっていく。
ということで、スーツを着た男性のかっこのまま、女性だって演じるし、いろいろな階層・職業の人になっていく。
でも、それが不自然でなく慣れてくると、すごく自然にその状況を受け入れている。

リーフレットの中で克実さんも
「役者、スタッフは勿論、観客の皆さんの想像力が重要な舞台です」
と書いているとおり、固定的な視点をいかにとりされるか、そしてイマジネーションがとても刺激される舞台でした。

円形という舞台も、固定的な見方をなくすことに一役買って、とても有効に機能していた。
円形だから、どこが正面がないんです。
正面も常に切り替わっていく。

段田さんが、ヘンリーとともにもうひとりの主役であるオーガスタ叔母さんを演じたのだけど、
瞬時に、70すぎて奔放でお茶目で若干の下世話感も感じさせつつ、愛されるレベルを保つ老女に変わるところはすごいと思った。

そして、最後オーガスタがダンスを踊るシーン
なんか、空気感と情景が映像のように浮かんでくるようで(実際おどっているのはスーツ姿の段田さんなんだけれど)ちょっとその光景に涙が出てきたのは、自分でも想像を超えた感じがありました。

他の3人についても瞬時に人が入れ替わるような感じで、でもさほどの混乱もなく
予定調和の中で人生の大半を生きてきたヘンリーが、母のお葬式に現れたオーガスタ叔母さんによって、自分の中に眠っていたまた違う自分を認め新たな人生を生き始める話が、最後の結末のオチとともに興味深かった。

このお芝居、本当に力のある役者さんでないと、自分達の演技にしかたよるものがない状況で進めていかなきゃいけないから、大変なんだろうなって思った。



(そして10年後くらい、ニノや智くんがこんなお芝居に挑戦する姿も見てみたいなぁって思った。)




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2012.08.05 / Top↑
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