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JーWAVEスペシャル 「Art of Words ~櫻井翔の人間失格」その2です。

その1は、翔くんがRAPについての話している部分で終わりましたが、その後、太宰の文章についても話しています。
今日は、その部分から。



翔くんは
「太宰の文章には独特のリズム感があるように思いました」
それは、「少し心地良い時もあれば、何かちょっと気持ち悪く時もあるのですが、読み終わってみるとその独特のリズム感に包みこまれるような不思議な感覚を得ました」
そして、その感覚を、
「きれいな不協和音」と表現しています。


(うーん、翔くん自身が詩人ですよね。
自分の感じた感覚を言語化するのが、すごく上手だなって思います。
それに、その表現が「きれいな不協和音」とか、とてもオリジルな感じがします。)




そして、再びロケの模様。

今度は、入水自殺をした玉川上水からです。
(これも、ZEROでやっていましたね)
入水した場所には、「ぎょくかせき(漢字がわからないです。玉華石?)」と書かれた無名碑だけがたっているそうです。
玉川上水は以前、「人喰い川」ともよばれた流れだったそうですが、私も翔くんと同じく玉川上水の印象ってすごくおだやかな流れで、自殺ができるような印象はまったくないですね。




猪瀬さんとの対談

猪瀬さんは、太宰は「心中事件の最後の最後まで死ぬつもりはなかったんじゃないか」と思うこともあるそうです。
ただ、当時せっぱつまった3角関係になっているので、もつれた糸をほぐすのがもう難しい状況になっていたそう。
その状況を「世田谷区の道路にスポーツカーではいっていったようなもの」「車捨てるか、行く道をあきらめるしかない」状態と2人で話しています。(そのたとえ、いいな本当に道幅狭いし一通が多いし、迷いこんだら最悪かも 笑)


翔くんの「人間失格は遺書のかわりだったといわれているが、もし死んでいなければ、その後どういう作品を書いたと思うかどういう作品になったと思う?」という問いに対して
猪瀬さん「また、人間失格に類するものを書いたのではないか」
翔くん「太宰史の中での人間失格の魅力は?}
猪瀬さん「人間失格は太宰治の集大成、今までの自殺未遂がその中に集約されていて、彼のピカレスクとしての人生が人間失格の中に語られている。人間失格の後にはさらなる人間失格しかなかったのではないか」とのこと。

(「人間失格」というのは太宰治のエッセンスのような小説なんですね。)





再び、朗読に。

葉蔵は自殺未遂を起こしたあと、父親の太鼓持ちのような男で、身元引受人であるヒラメの家にもとに身を寄せて、その監視の中を過ごしているが、自由を求めて、ヒラメのもとをとびだす。
どこにも行くあてがなくい葉蔵が思い出すのは、ホリキのこと。そしてホリキしか思い浮かばない自分に自己嫌悪を感じながら、それでもホリキを訪れる。
葉蔵はそこで、雑誌の編集者であるシズコと出会い、彼女が5歳の娘と住むアパートに転がり込む。そこで「男めかけ」みたいな生活をおくり、シズコの紹介でほそぼそとマンガの仕事をはじめる。しかし再びホリキとの交流がはじまり生活はすさんでいく。
ホリキは、「おまえの女道楽は、これ以上は世間が許さない」
葉蔵は心の中で「世間というのは君じゃないか」「どこに世間の実体はあるのでしょう」「世間が許さないのではなく、あなたが許さないんでしょう」
と思うが、実際にはへつらって笑うだけ。
でも、そこで「世間とは個人じゃないか」という思想めいたものを持つようになる。

遊び歩いてシズコの家にもどるが、シズコとシゲコの幸せそうな様子をかいま見て自分の居場所がここにはないことを思い、シズコの家をでる。
そして京橋のバーのマダムを頼り、そのスタンドバーの2階に転がり込む。

「世間なんてこんなもの」なげやりな葉蔵の前に、バーの向かいのたばこやの17,8の娘ヨシちゃんがあらわれる。
ヨシちゃんは、まだ世間をしらない処女で、葉蔵にたばこやお酒をやめるようにすすめる。今までまわりにいなかったタイプのヨシちゃんからは穢れのないニオイがする。
そして、葉蔵はヨシちゃんと結婚する。

(あのね、ヨシちゃんに話しかける時の葉蔵の声、話し方がちょっとゾクゾクするんです。それまでの葉蔵のトーンとはちょっと違うんですよね。
ちょっと甘えた感じもあって、翔くんってこんな感じでしゃべれるんだって、ちょっと新鮮な感じ

そして、この朗読の後に流れる曲、何ていう曲なんでしょう。男性ボーカル、ブラックな感じがします。
朗読内容からの流れにすごくあっている気がしてこの選曲いいなあ。この流れがすごく好きなんです。
波乱の中の束の間の小休止という感じ、祈り、優しさが感じられる歌声です。


そして、再びロケ。
三鷹駅近くの電車庫近くにある陸橋からです。
(ここもZEROでやっていました)

陸橋は当時のままですが、当時はそもそも電車ではないし、風景・状況は当時とずいぶん違っていますよね。

そして、翔くんは青森からでてきた太宰の胸中に思いをはせています。


ということで、今回もかなり長くなりましたがここまでにしたいと思います。

読んでいただいてありがとうございます。


読んでいただい方、ありがとうございました。


櫻井翔の人間失格 その1

櫻井翔の人間失格 その3

リーディング・ドラマ「人間失格」←ZEROの話はこちら



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2009.05.09 / Top↑
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