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蜷川シェイクスピアのオールメールシリーズ「ヴェニスの商人」を見てきました。

●「ヴェニスの商人」
場所  彩の国さいたま芸術劇場
作   w・シェイクスピア
翻訳  松岡和子
演出  蜷川幸雄
出演  市川猿之助 高橋克実 中村倫也 横田栄司 大野拓朗 間宮啓行 石井愃一


面白くって、キャストの方皆良かったけれども、中でも猿之助さんが秀逸すぎて、こういうお芝居を生でみれるって本当に幸せだなと感じる時間をすごしました。


猿之助さんをオールメールシリーズで見るのは2回目。
前回は、「じゃじゃ馬ならし」で女役を演じる亀治郎さん(当時)のインパクトがあまりに強くてとても印象深かったんですが、今回はシャイロック。強欲なユダヤの高利貸しを、これでもかというほどにザ・シャイロックという感じでアク強く演じていらして。もう縦横無尽、やりたい放題(良い意味で使っています)という感じで。この猿之助さんをみれただけで、もうほんとに十分というくらいに堪能させていただきました。
(次回はぜひ、歌舞伎で猿之助さんを見たいと思った)

他のキャストも皆良かったのですが、中村倫也さんのポーシャはなかなか。オールメールでの女役って月川有貴さんがいつも秀逸だと思っているのですが(今回は出ていらっしゃいませんが)中村倫也さんの女役、とってもきれいで,ほんとに女子になっていてなかなかでした。途中、ポーシャが男に変装する場面があるのですが(男性扮する女性が男装するということね)、女子が男装しているような可愛らしさが感じられたwww
それに、担に可愛いだけでなく、才女としての面もうまく出ていて、とっても魅力的に仕上がっていたと思う。


見ていて気になったのは、シャイロックの立ち位置というか役回り。
これって、ユダヤ人に対する結構な偏見に満ちた内容なんですね(昔、物語として読んだことはあったけれど、改めて見て感じた)
ちょっとwikiさんをみてみたら、シャイロックの人物像やシェークスピアの意図については、諸説あるようですが。
でも、少なくとも作られた当時は、強欲な高利貸しというステレオタイプ的な見方というのが一般的だったのかなと思う。
そして、最後減刑するにあたって、ユダヤ教からキリスト教への改宗というのがあるんだけど、現代的な見方をすればそれこそ、キリスト教社会の傲慢さだし、信教の自由も犯しているしと思う。
最後に無言でシャイロックがクロスのペンダントをひきちぎる場面があって、猿之助さんのシャイロックは単に強欲なだけでなく、そこを耐えて生き残ろうとする不屈の気持ちと民族の悲哀のようなものも感じさせられるものだった。


蜷川さんのシェークスピアはいくつかみているけれど、かなり印象深い作品でした。






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2013.09.12 / Top↑
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