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GW最後の日でしたが、さい芸に「わたしを離さないで」を見に行ってきました。

●「わたしを離さないで」
場所 さいたま芸術劇場
原作 カズオ・イシグロ
演出 蜷川幸雄
脚本 倉持裕
出演 多部未華子 三浦涼介 木村文乃 床嶋佳子 銀粉蝶 他




原作も、何年か前に公開になった映画も見ていなかったので、あまり予備知識なく見たのですが、
本当に心がえぐられるような作品でした。
3部で休憩もいれて3時間45分という長さでしたが、どんどんひきこまれて時間の長さを全く感じずに見終わりました。

何よりも原作の持つ力がすごいのだろうなというのは、まず感じたことでした。
臓器移植を目的としたクローン人間っていう設定がそもそも衝撃的なのだけど。
それを前提に成長していく子ども達の、定められた運命にささやかな葛藤をいだきながらも受け入れていく姿勢も胸が塞がれるようでもあり衝撃でもある。
そして、クローンに対して嫌悪感やおそれを持ちつつも、押し付けた運命の中で少しでも良い生という矛盾と欺瞞にみちた先生やマダムに対して、釈然としない違和感と。
原作読んでみるのがいいんだろうけれど、重そうだなぁ・・・。


そして、メインの若手3人(多部未華子さん、三浦涼介くん、木村文乃さん)が若く初々しく不完全にゆれながら成長していく様子が、本人達とだぶるようで好演だったのではないかと思います。
(個人的には、多部ちゃんは予測の範囲だったけど、木村さんがふだんドラマでみる印象よりも頑張っていたような←もともとの期待値があまり高くなかったw)

蜷川舞台の美術は、毎度すばらしくて目が奪われてしまうのだけど、今回はヘールシャムの学校場面での、白いカーテンの使い方がとても印象的でした。学校ということで教室セットの周りを縦長窓にかかる風にゆれる白いカーテンがぐるっと囲んでいるのだけれど、その様子がとても美しい。

あと今回、蜷川さんの奥行きを活かした演出が、単に印象的なだけでなく、心をゆさぶられる感じでした。一番はクラスの生徒達が後方から一斉にスローモーションの動きで前方にでてくるところだけれど、そこだけに限らず、奥行きをとても意識した演出でした。


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2014.05.07 / Top↑
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