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先日、岡田くんがでていた「少クラプレミアム」で、レディース・トークのゲストが麻生久美子さんでこの「おと・な・り」のことを紹介していました。それを見て、観てみたいなって興味が湧いたので早速行ってきました。
先週末に公開になったばかりだったんですね。


● 「おと・な・り」
   監督 熊澤尚人
   出演 岡田准一・麻生久美子・谷村美月・岡田義徳
   ★★+(かなり、おすすめです)


ちょっと観てみたいかなくらいの気持ちで行ったのに、予想を上回る感じでとてもよかったです。

ストーリーは、お隣同志に住む男女、男性はカメラマンの聡(岡田准一)、女性がフラワーデザイナーを目指し花屋で働く七緒(麻生久美子)
2人は顔を合わたことがないのですが、古いアパート故きこえるお互いの生活音がだんだん心地よいものとなり、その音を通じて心を通わせていきます。
もちろん、それぞれの身の上に起こるいろいろな出来事も、壁を通して聞こえる音から感じていって。


音ってね、とっても微妙なもので相手に好感を持っていれば、その生活音も心地よいものに変わるし、相手をうっとおしく思っていればその音も騒音でしかないと思う。
もともと、お互いアラサーの独身で仕事がメインの生活を送る2人だから、お互いに感じる音って、カギの音であったり、フランス語を勉強する教材の音や練習する声であったり(七緒はフランス留学を控えているという設定)、鼻歌であったり、コーヒー豆をひく音であったりしているんですよね。

七緒がいつも鼻歌で口ずさむのが「風をあつめて」。
この歌がとっても印象的に使われています。
七緒が傷ついて、練習するフランス語がだんだん涙声になっていって・・その時壁の向こう側で、聡が「風をあつめて」を口ずさむんですよね。そして、その気持ちを感じた七緒も壁のこちら側で一緒に口ずさんで。心が通い合っていく。
そして、聡がこの曲を知ったきっかけは、どうやら中学で音楽の時間の合唱でやったことがきっかけのようですが、これもまた聡と七緒が繋がっていることにお互い気づくきっかけになっています。

「風をあつめて」、はっぴいえんどの「風街ろまん」に入っている曲です。
とっても、大好きな曲でこの雰囲気がちょっとレトロな2人の住むアパートの感じ、2人の持つおだやかな空気感に合っています。
でも、ちょっとびっくりしたのがこれって、学校の合唱で歌われているんだ!って設定。私もさすがにオンタイムで知って聴いていたわけではないけれど(これが出た年は、はっぴいえんどを聴くには幼すぎたので・・笑) 学校の合唱では、歌わなかったな。


また、全体のたたずまいが、フランス映画を思わせるような感じです。
舞台となっているアパートも、隣の音が聞こえるってどんなボロアパート?ってはじめ思ったけれど、ちょっと昭和な感じのする昔に建てられた建物だから、壁がうすいっていうことで、外観、ドアの感じ、内装ともシンプルだけどオシャレな感じ。
都内でいうと、恵比寿とか、吉祥寺あたりのちょっと1本入った住宅街っていう感じ?(独断ですけど・・)



ストーリーも、もちろん音を介した2人の心の動きというのが縦軸にあって。
横軸として、聡が、親友SHINGOの彼女で家に押し掛けてくるあかね(谷村美月)、SHINNGO(池内博之)、事務所の同僚(市川実日子)との関係から、自分に自信を持ってやりたいことにつきすすめない弱さを自覚して、そこから一歩ふみだしていく心の動き。
いろいろなものを生活から締め出すことによってひたすら自分の目指すものに向かっている七緒に、恋愛だったり、家族であったり、傷みかけてはいるけれどまだきれいに咲いている花であったりといった、締め出していたものに気づかせる関わりがあったり。
そういった横軸となる部分が丁寧に好感がもてる描かれ方をしていたように思います。

脇の役者さんもいいんですよね。

特に、谷村美月さん、私は若手の女優さんの中で彼女はとっても注目しているんですけれど以前多かった影のある感じではなく、関西弁の元気で自己中で、でも寂しがり屋で弱いところのある女の子を好演していると思います。
岡田義徳さんも、なかなか○。今回もはじめは、単にいい人?って思っていたけれど、ちゃーんとひと癖、裏のある役どころで良かったです。

相手役の麻生久美子さんは、普通なんだけどすごくかわいらしい感じがしました。
「カンゾー先生」で評価が高まったそうなので、今度観てみたいなって思いました。

そして、何と言っても、岡田准一くん、すごくステキでした。
岡田くんの映画やドラマっていくつか見ていますが、役柄のせいもあると思うけれど今まで観た中で一番ステキでしたね。(岡田くんファンの人は、きっと何度みても見飽きないんじゃないかと  笑)
カメラを構える仕草、ドキドキですよ。
それに、実際写真が趣味で今回の使われている写真って岡田くんが自分で撮ったんじゃなかったかしら?(たぶん・・)



そして、ラスト聡が七緒が引っ越したことに気づき、七緒が喫茶店の写真から隣の住人が同級生の野田聡であったことに気づき2人が顔を合わせるまで。
あまり、大袈裟に盛り上げすぎない感じと、その後クレジットのバックで音だけで語られる後日談のこの処理の仕方がとっても素敵でした。


全体にとても、優しい気持ちになれる映画でした。


「おと・な・り」公式HP





風街ろまん

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2009.06.03 / Top↑
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