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かざぽんがでている「バグダット動物園のベンガルタイガー」を見に行ってきました。

●「バグダット動物園のベンガルタイガー」
場所  新国立小劇場
作    ラジヴ・ジョセフ
翻訳  平川大作
演出  中津留章仁
出演  杉本哲太 風間俊介 谷田歩 安井順平 クリスタル真希 粟野史浩 田崎真弓 野坂弘

面白かった。舞台であったりライブであったり映画も含めて、私にとってエンタテイメント作品は、とにかく笑って笑顔になれてワクワク楽しい時間をすごせることが1つの価値だとすると、もう1ついろいろな意味で刺激を与えてくれること、わたし自身の何かを揺さぶるような何かを与えてくれること、これも私が求めるもう1つの価値だと思っている。
(そういう意味で嵐コンは、笑顔になれると同時に何を見せてくれるのかどういう世界観をみせてくれるのかその高揚感を同時に得られるものであると思ってる)

話を戻して、今日見た「ベンガルタイガー」、戦争というものをこういうふうに描くことができるんだっていう驚き、それも含めての脚本自体のもつ面白さ、そしてそれを演者がみなすごく真摯に演じていて、見終わって何時間が経過した今でも思い出すと心のなかがざわめくようなそんな気持ちにさせてくれる作品でした。

戦争をテーマにした映画は多くて、奇しくも今週土曜日にはニノの映画も始まるし、そうでなくてもいろいろな描き方がされている。

この作者のラジブ・ジョセフさんはアメリカ人だということで、ルーツはどこなんだろうと思ったけれど、ヨーロッパの白人×インド人なんですね。
あぁ、アメリカはこの描き方が許容されるんだなっていう気持ちにもなった。

舞台は2003年、サダム・フセインに対するアメリカ軍の侵攻時のバグダッド。
そこを舞台に、空腹のため見張りのアメリカ兵の手首を食いちぎって仲間のアメリカ兵に射殺されたベンガルタイガー(@杉本哲太)の死後の自分の獣性とか生き方に対する考えの変化
食いちぎられた兵士(@谷田歩)、射殺した兵士(@風間俊介)、それぞれが戦争に何を求め、何を自分の存在証明のように考え、そしてそれぞれが亡霊におびやかされ病んでいく
そしてイラク人の通訳のウダイとの関係性、それぞれの兵士との関係性

アメリカ人の一兵士の中での戦争、正義、イラク人にとってのアメリカだったり、サダム・フセイン(劇中では、息子のウダイがその象徴) 絶対的な正義はなく、弱いものが虐げられ、強いものが力を持つ。そういった人間の戦争と、ベンガルタイガーの獣性がオーバーラップされていく。

タイガー役の杉本さんが、まずすごい。
粗野な感じと哲学的な感じが違和感なく共存している。
そして、風間くん、ふだん普通の青年を普通にこなすあたりが、すごくニノと共通するものを感じるけれど、こび役はある種暴力的、そして追い詰められ病んでいくところがとてもよいです。

谷田さん、安井さんもすごく見応えがあって、ホンの面白さはもちろんだけど、それを皆様ちゃんと具現化してみせてくれるところがスゴイなぁと思いました。


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2015.12.10 / Top↑
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