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ルームを見てきました。

●「ルーム」
監督     レニー・アブラハムソン
原作・脚本 エマ・ドナヒュー
出演     ブリー・ラーソン ジェイコブ・トレンブレイ ジョアン・アレン ショーン・ブリジャーズ ウイリアム・H・メイシー トム・マッカムス

公式サイト

誘拐犯に監禁され、その間に子どもを産んだ女性が、子どもとともに生還するまでが半分、戻った後のことが後半になります。
いろいろに、そうだよねと共感してしまうことだらけで、今日もかなり泣きました←っていうか、このところ映画館で泣きすぎ。

ジョイは、拉致監禁されて7年たち、生まれたジャックは5歳を迎え、ずっとルームと2人が呼ぶ納屋の中に閉じ込められて、その環境の中にあって、ジョイは努めて明るく?普通にジャックを育てようと頑張っていて。
その様子にまず涙。子どもの存在があったからこそ、この環境に絶望して自棄にならず彼女はちゃんと食べ、狭い室内で運動し、きちんと暮らすことを頑張ったんだろうなって思う。(ある意味、この境遇の根本原因にとりあえずふたをすることで耐えたんだろうなって思う)
そして、この状況から抜け出すことを決意。
ジャックがトラックの中で、包まれていたカーペットから抜け出し初めて外の世界と触れるシーンは感動。
そしてすべてが初めてで見ず知らずの世界の中で、ママのことばを頼りに頑張る姿は、ほんとにドキドキしつつ見守ってしまう。
(なかなか、婦警さんにもちゃんと話せなかったりするけれど、当たり前だよね、はじめてママ以外の人と話すのだもの)

そして、母子ともに警察に保護され、両親達と再会し、リハビリがはじまるのだけれど。
忘れられないシーンは、特に2つ。
1つは、テレビ局のインタビューを受けるところで、インタビュアーの女性が、「子どもだけでも、外にだして養護施設の前に捨てさせるということは考えなかったのか、そのほうが子どもは普通の育ち方ができたのではないか」と問い、そのことからジョイが自殺未遂を図るところ。
もちろん、客観的に考えればそういう方法も取りうるものだとは思う。
でも、絶対にそれは、まだ傷が全く癒えていないジョイに対して言うべきことではないよね。
あの中にあっても、普通にきちんと育てようと懸命に頑張っていて、それが彼女のよすがの1つだったことを考えると、普通の育ち方でないと断罪しているようなものだし、
そもそもジャックがいたからこそ、7年間精神的にも保ちながら、脱出することもできたわけで、子どもを外に出すべきだったって、彼女に対してすべてを諦めろというのと同義に聞こえるんじゃないかと思う。
もう1つは、ジャックがばあばに髪をきってもらいそれをママに届けてほしいというシーン、いろいろなものを乗り越えながら子どもがちゃんと前を向いて進み、かつ母を気遣えるまでに成長していることに胸が熱くなる。ばあばが、とても温かくきちんと孫にも娘にも向き合える人であることが本当に良かったとも感じる。
そして一方で、実の父がどうしてもジャックの存在と向き合えないことも印象的。(これはキャラクターの問題もあるけれど、男親かどうかというのもあるんだろうな。娘をあんな風に追い込んだ男の血をひいているというのは、本人のせいではないとはいえ感情的に許容できないものがあるんだろうなぁと思う)
でも、だからこそ、ばあばの再婚相手(現在のパートナー)のレオの存在は貴重。ジャックと斜めの関係から向き合い保護してくれる存在は良かったなと感じる。


この原作って、2008年にオーストリアで起きたフリッツル事件という鬼畜な事件から着想して書かれたそうで。
調べてみたら、確かにこういった信じられないような事件があったなと思い出しました。
実の父が、24年間娘を自宅の地下室に監禁し、7人の子どもを産ませていたという事件。
フィクションよりも鬼畜度がひどすぎて気持ち悪くなります。


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2016.05.09 / Top↑
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