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演出家の蜷川幸雄さんが5月12日お亡くなりになりました。享年80歳。
昨日15日がお通夜、今日は葬儀で、ミヤネ屋で葬儀、出棺の模様を中継し、藤原竜也さん達の弔辞をききながら涙が止まりませんでした。
昨日のお通夜には、亀梨くん、剛くん、三宅くん、上田くん、東山さん、木村くん 今日の葬儀には、ニノ、潤くん、斗真、岡本健一さん、木村くん(映っていなかったり、見落としがあるかもですが)がジャニーズでは来ていましたね。

蜷川さんの舞台が、特に蜷川さんのシェイクスピアが大好きだったので、もう見れないのかと思うと残念でたまりません。
蜷川さんの立派な功績については、いろいろ書かれていることなので、ここでは私自身にとっての蜷川さんを書いて気持ちが整理できれば。

蜷川さんの舞台をみたことが、舞台にはまりはじめたきっかけです。
それまで、劇団四季のものや、子ども向けの演劇などは見たことがあったけれど、
演劇って私の中ではかなりハードルがあるものでした。
小栗くんみたさで友人から借りてみたオールメールのシェイクスピアの「お気に召すまま」のDVD(小栗君と成宮君が主演でした)、その面白さに惹かれて蜷川さんのシェイクスピアを、「とりあえず生で見てみたい」その気持ちからチケットを購入し、さいたま芸術劇場に見に行ったのが小出くん主演の「から騒ぎ」これが2008年のことでした。
このブログを始めたのもその頃です。

そこからスタートして、私の演劇鑑賞はスタートしました。

その後9年間で生で蜷川作品を見ることができたのは、

2008
・から騒ぎ (シェイクスピア オールメール) 小出恵介 高橋一生 長谷川博己 月川悠貴
2009
・冬物語 (シェイクスピア) 唐沢寿明 田中裕子
・ムサシ (井上ヒサシ) 藤原竜也 小栗旬 鈴木杏
2010
・じゃじゃ馬馴らし (シェイクスピア オールメール) 市川亀治郎(現 猿之助) 筧利夫 山本裕典 月川悠貴
2011
・ミシマダブル わが友ヒットラー (三島由紀夫) 東山紀之 生田斗真
・ミシマダブル サド侯爵夫人(三島由紀夫)    東山紀之 生田斗真
・ああ荒野 (寺山修司)  松本潤 小出恵介 勝村正信
・アントニーとクレオパトラ (シェイクスピア)    吉田剛太郎 安蘭けい
2012
・シンベリン(シェイクスピア)  阿部寛 大竹しのぶ 窪塚洋介 勝村正信 
・海辺のカフカ (村上春樹 フランク・ギャラティ) 柳楽優弥 田中裕子 長谷川博己 柿沢勇人
・トロイラスとクレシダ (シェイクスピア オールメール) 山本裕典 月川悠貴
2013
・祈りと怪物 (ケラリーノ・サンドロヴィッチ) 森田剛 勝村正信 古谷一行 原田美枝子
・盲導犬 (唐十郎) 古田新太 宮沢りえ 小出恵介 木場勝巳
・ヴェニスの商人 (シェイクスピア オールメール) 市川猿之助 高橋克実 中村倫也 横田栄司 
2014
・わたしを離さないで (カズオ・イシグロ 倉持裕) 多部未華子 三浦涼介 木村文乃
・海辺のカフカ (村上春樹 フランク・ギャラティ) 宮沢りえ 藤木直人 古畑新之 柿沢勇人
・ロミオとジュリエット (シェイクスピア オールメール) 菅田将暉 月川悠貴
・ジュリアス・シーザー (シェイクスピア) 阿部寛 藤原竜也 横田栄司 吉田鋼太郎
2015
・ハムレット (シェイクスピア) 藤原竜也 満島ひかり 
・青い種子は太陽の中にある (寺山修司) 亀梨和也 高畑充希
・NINAGAWA・マクベス (シェイクスピア) 市川正親 田中裕子 吉田鋼太郎 橋本さとし
・ヴェローナの二紳士 (シェイクスピア オールメール) 溝端淳平 三浦涼介 高橋光臣 月川悠貴


22作品これまでに、生で見させていただきました。
これに加え、DVDやテレビで、「お気に召すまま」「間違いの喜劇」「タイタスアンドロニカス」「カリギュラ」をみました。

年間多いときで10作品前後手がける蜷川さんなので見ることができたものは、その一部にしかすぎないのですが、それでもここ8,9年の間にこれだけみることができたことをうれしく思います。
(残念なのは、2013年に松坂桃李くんでやった「ヘンリー四世」をみなかったこと、上演時間が長くスケジュールが合いづらかったこと、当時松坂くんにそこまでテンションが上がらず、まぁいいかと思ってしまったこと)

蜷川さんに感謝することは数限りなくあるのですが・・
まず1番は、「演劇の面白さ」を教えてくれて舞台が好きになったこと。最初にみたのが、シェイクスピアだったということも大きいのだと思いますが、あまり難しいことを考えず圧倒的に面白かった、そして舞台の美しさと圧倒的なパワーを感じた事、それに尽きるんじゃないかと思います。あの体験があったからこそ、いろいろ次をみてみたいと広がっていったのだと思う。

次は、いろいろな作者や作り手に出会わせてくれたこと。
シェイクスピアは、もともと戯曲や物語で読んで好きだったこともありますが、それを実際に上演すると全く別次元になり昔の物語が生き生きと現代によみがえり、シェイクスピアを改めて好きになるきっかけをもらえたこと。
あと寺山修司さん三島由紀夫さん井上ひさしさんとか、ケラさんとか蜷川さんを通して知った部分が多いのです。

そして何よりも、いろいろな役者さんを知り、そこからまた広がっていったこと。
小栗君きっかけで蜷川さんと出会ったわけですが、吉田剛太郎さん、月川悠貴さん、佐川哲郎さん、辻満長さん、白石佳代子さんなどは蜷川作品を通じてすごく注目するようになったし、
主演をはる役者さん達も、今までドラマや映画でみることはあったけれど、蜷川作品を通して新たに魅力を再確認した方たちも多いのです。

そして最後にジャニーズのアイドル達の価値をきちんと正当に評価し、彼らを鍛えて良いものを見せてくださったこと。
ともすればアイドルという言葉でひとくくりにされがちだった彼らを、偏見なく鍛え魅力を引き出してくださった。そしてそれをきちんと言葉に出して評価してくださったことも大きい。
ニノと潤くんの「シブヤから遠く離れて」「白夜の女騎士」は見ることができなかったけれど、「ああ荒野」「ミシマダブル」「祈りと怪物」「太陽は青い種子の中にある」がみれて、すごくそれぞれがすばらしく至福の時間を過ごせました。
そして、舞台ではないけれど、ニノで撮ってくださった「青の炎」も忘れ難い。


蜷川さん、本当に楽しく豊かな時間をありがとうございました。
6月に「尺には尺を」を見に行きます。
(「ビニールの城」はチケットがとれるとうれしいけれど)

ご冥福をお祈りいたします。
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2016.05.16 / Top↑
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