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段田和則さん、宮沢りえさん、浅野和之さんの3人芝居「コペンハーゲン」を見てきました。

●「コペンハーゲン」
場所 シアタートラム
作  マイケル・フレイン
演出 小川絵梨子
出演 段田安則 宮沢りえ 浅野和之

すばらしかったです。シンプルな舞台セットの上での3人がっぷりの会話劇、
内容は、実在の物理学者 ハイゼンベルグとボーアが、ドイツのその占領下のデンマークという政治的背景をベースに原子爆弾開発に絡むやりとりが主なので専門用語は多いし、1941年のハイゼンベルグのボーア邸訪問、1947年の邂逅、師と弟子として過ごした1920年代が行ったり来たりしながら、1941年のボーア邸訪問の時何がお互いの間にあり気持ちがどうだったかが解き明かされていくその構成も、難解といえば難解。

でも、緊張感があり緻密なやり取りの中にどんどん引き込まれて行く感じでした。


そして、3人が3人ともにエネルギー量が同じでそれがピンと張った糸でバランスをとっているような、そんな密度の濃さを感じる舞台でした。
段田さんは、ドイツ人のハイゼンベルグ役、ナチスに対しては不本意であるけれど、ドイツに対する愛国心(といってしまうとすごく上滑りだけれど、第一次世界大戦後の貧困と屈辱をばねに、あの再現を味わいたくない自分の大切な人たちに味わわせたくないという気持ち、そして研究はしたいけれどそれが原子爆弾につながることへの恐れ、良心、エクスキューズ、ユダヤの血をひくデンマーク人である師への様々な思い。そういう言い尽くせない人間の業のようなものを感じさせ、段田さんの舞台は何度かみたことがありますが、今まで見た中でも出色だったと思います。

宮沢りえさんも、スタート時はいつものりえさんと比べて抑え目な感じの立ち上がりでしたが、ボーアの妻で、物語の進行の方向付けを行うような役回りもあるのですが、セリフを話しているときはもちろん、ボーアとハイゼンベルグのセリフを受けているときの表情がその時々ですごく思いのあふれるものでよかったです。
(席が、前から2列めという良席だったので、肉眼でほんとに表情の動きまでよく見えたことも幸いでした)

浅野和之さんは、ひょうひょうとしてチャーミングな感じが、あてがきと思えるほど(違うのは承知ですが)マッチしていて、奥行きの深さを感じさせてくれる芝居でした。

会場のシアタートラムは初めてでしたが、とてもこじんまりとした感じが心地よい会場で、この作品にも合っていたと思います。


帰りがけに、観劇にいらしていた大竹しのぶさんをお見かけして。
ホントにまんまでしたが、黒のかわいらしさのあるシンプルなワンピースと、アクセントになるステキなカゴバックを持っていらして、終演前に出てしまうこともなく、人の波がおさまってから、外に出られてました。

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2016.06.29 / Top↑
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