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途中で邪魔が入らない状態で一気に観たいなって思っていたので、1日遅れですけれど昨日の夜中に観ました。
とても、あたたかーい気持ちになれるドラマで、気持ちのいい涙を流し、おだやかーな気持ちでその後ぐっすり眠ることができました。(って、いつでもバッチリ寝れる人なんですけれど・・・でも、とってもいい精神状態で寝れました)

原作は、がんで余命宣告を受けたプロウインドサーファー、飯島夏樹さんが、闘病生活の中で書いた小説「天国で君に逢えたら」
原作者の飯島さんは、2007年に大沢たかおさん主演の映画「life ~天国で君に逢えたら~」のモデルになった方ですね。
(映画はみていないので、内容についてはごめんなさい)

ニノが主演ということで、撮っていたのは「スマイル」と同時期で春頃。
夏前にオンエアされるのかと思いましたけれど、オンエアまで随分あきましたよね。
そして、満を持してということです。

ストーリーは、精神科医・野々上純一(二宮和也)が、都会の時間に追われる大学病院勤務の生活から離れ、南房総のがん治療センターのカウンセラーとして迎えられ、そこでの末期ガン患者との交流を描いたもの。
余命を告げられた患者達と向き合う中で、自分の気持ちを面と向かってはうまく妻に伝えることができない料理人の希望で、その思いを手紙で代筆することに。そして、それをきっかけに患者の思いを家族にとどける手紙屋をはじめます。

病院が建てられる以前かあったボート小屋を生かしたカウンセリングルーム、そこで純一をサポートするのが、自らもこの病院で夫を見送った和田さん(宮本信子)と愛ちゃん(八木優希)。
まずこのカウンセリングルームがとってもステキなんですよね。
古いボートハウスを使っているという設定で、木の感じ、柔らかな太陽光、白いレースのカーテン、北欧家具のようなシンプルだけれど温もりのあるソファなどの家具、そしてそこに漂ういれたてのコーヒーの香り・・・・ね、何かこれだけで、ほっとできるような感じがするんですよね。

そしてそこに、知ったかぶりもせず、正直にでも真摯に話をきいてくれる野々上先生がいて、さらに野々上先生をも包み込むような”慈愛”という言葉がぴったりな感じの和田さんがいて、かわいい愛ちゃんがいて・・・
こういう場でだったら、とげとげ、いらいらしていた心も徐々にほぐされ、溶けていくような感じがします。

そして、ドラマの中でも妻に素直に感謝の気持ちを表せない料理人(ゴリ)が、ここで感情をはきだし、それが野々上先生の手紙によって妻に伝えられ・・ガンになってしまった妻に対する後悔と謝罪の気持ちをうまくコントロールできない夫(津田寛治)の心が、野々上先生のカウンセリングを受けることでほぐれ、その気持ちを妻(富田靖子)に伝えることで、残された生をよりよく生きるための夫婦で再出発できたり・・・・死への恐怖に身動きできないでいる男性(緒方直人)が、カウンセリングを受け、自らもがん患者の愛ちゃんと出会うことで、自らの病と向き合い家族のもとに戻っていく。さらには生前に託された手紙を妻(木村多江)のもとに野々上先生が届けることで、家族の気持ちも癒されていきます。

この病院で心をケアするのが野々上先生なら、治療を担当するのが四宮先生(ユースケサンタマリア)。はじめは、愛想なかった四宮先生ですが、だんだん自分もこのカウンセリングルームが居心地良くなってきて・・・野々上先生先生にも信頼をおくようになっていきます。

そして、番宣ではニノがはじめての夫役、双子の父親役に挑戦とクローズアップされていましたが、妻が井上真央さん。



このドラマをみて、「人から受容されるっていうことが、どれだけその人にとってパワーになることなのか」って感じましたね。

まず、患者さんやその家族といった人達、自分の話を批判されることなく、そのまま心から聞いてもらえるから、自分の弱い部分をも話して、そして言葉にしたことにより、そういう自分自身を認めて受け入れて、次にすすめるんだなって思う。
話しを聞く側の野々上先生にしたって、実はこのやり方で本当にいいのか手探りの部分はあるんだけど、和田さんから、そして奥さんから「よくやっている」「がんばっている」「ちゃんとみんなの役にたっていますよ」って認めてもらうことによって明日にむかってすすんでいく勇気をもらっている。
ありのままの自分をのことを、そのまま受け入れてくれる相手がいるって何てありがたいことなんだろうって、しみじみ思いました。

あとね、明るいっていうことは、すべてに勝るような気がした。
真央ちゃんの奥さん役、この間のVIPルームの反応もまあわかるかなと思うくらい、出ているボリュームとしてはそんなに多くなくて、どちらかといえば宮本さんとか八木優希ちゃんのウエイトの方が大きいと思うんですけれど・・・・でも、あの野々上先生のキャラが成り立っているバックグラウンドとしては、明るく受けとめてくれる奥さんと双子ちゃんの家族っていう存在はとっても大きいと思うので(そもそも、自分の心が健全な状態にないと、人の話をきくことのヘビーさに耐えられないからね)、奥さんのキャラも真央ちゃんと合っていたしよかったなって思います。


宮本信子さんについては、あえていう必要もないというくらいすばらしい。こんなお母さんそばにいてくれたら安心よねとしみじみ思う。単に優しいだけでなく、節度があって、そして本人の中にも家族がもういないという喪失感はあるんだけど、でもそこも受け入れながらまわりを包み込んでいく年輪のようなものを感じさせる役だったなと思います。

ニノは相変わらず、何て自然にその人になりきってしまうんだろうって思います。
今回はどちらかというと受けの芝居が多かったんだと思いますが、アドリブの部分がかなり多かったであろうカウンセリングで話しを聞く場面の、姿勢、相槌の入れ方、反応とか一生懸命話をきいてくれているんだな、こんなふうにきいてくれたら何でも話してしまいそうって感じた。
双子ちゃんのパパのシーンとかも、じゃれ方とか何かすごく普通っぽくて(よくやりそうな定型パターンというより、私もやってそうとかうちのダンナもあんな動作やっていたよねみたいな・・)ナチュラルすぎるくらい。

ユースケさんは、救命病棟といいお医者さんづいていますが、こちらの方がちょっと人間味のかいまみれる役でした。

そして、緒方直人さん久しぶりにドラマでみました。うちのダンナは大昔、ちょっぴり緒方直人さんに似ているって言われていたことがあって、見るたびにそのこと思い出しちゃうんですけれど・・・現在はまあ・・ノーコメントですね(笑)


新聞の番組評だったかに、ニノが好演しているからこそ、もう少し精神科医本人の心の動きを掘り下げてもよかったのではというコメントも目にしましたが、2時間という枠を考えると、私自身はこのくらいのバランスでも良かったのかなって思います。
できればシリーズ化していろいろな悩みに寄り添っていったり、回によっては野々上先生自身の問題をクローズアップしたりしてくれると嬉しいかなって思います。










 

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2009.09.26 / Top↑
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