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きみの友だち (新潮文庫)
重松 清
新潮社

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この本、実は下の小6のおすすめです。
彼は、秋に入って重松清さんにはまっておりまして・・・、家にあった「エイジ」「半パンデイズ」そ読み、何か買いたいということで、「ビタミンF」「きみの友だち」「くちぶえ番長」・・・・・と読み進んでおります。
(うちは、上はなかなか自分で本を読むってないんですけれど・・下は、学校で読書タイムがあったりっていうことや、同じクラスに比較的読書家の男の子が多いっていうこともあって、意外に本読んでいますね、もちろんマンガも読むし・・何でもなんですけど)

重松清って、実は中学受験では要チェックの作家で、国語の長文読解とかの出典になる率がとっても高い人なんですよね。
うちにあった重松清さんの本ももとはといえば、兄の受験の時に時間があったら読んでおけばというので買ったり、受験の終わった従姉妹からお下がりでもらったりしたもの  私も前に「半パンデイズ」と「小さき者へ」は読んで、読むと面白いけれど、まあもともとのきっかけがそんななんでそれ以上は深入りせずっていう感じだったんです。

まあ、そんなこんなで、彼的には「とりあえず家にあったから読んでみるか」だったから読み始めたんですが年代的に合っている話ということもあってすっかりはまって。
それで、その中でも「きみの友だち」は良かったから、っておすすめされたんですよ。

せっかくの息子のお勧めなので読んでみて。
この3日くらいで一気によんだんですが、「泣いたわ」

足の悪い松葉づえの恵美ちゃんと、その弟で頭もよくてスポーツ万能のブンのそれぞれの小学校高学年~中学にかけてのエピソードの連作なんですが、それぞれの話が、この姉弟やその友達が主人公として語られていて、そして全部が友達がテーマになっている話です。

姉の恵美は、小4で交通事故に会って、それ以来松葉づえ生活になって以来、うわべだけのくっついたり離れたりの友達関係を拒否していて、その恵美ちゃんと入退院をくりかえしている由香ちゃんとの友情、そのクラスメートで敵を作りたくないから八方美人を通している堀田ちゃん、仲良しの子に彼ができたことで孤独感に襲われるハナちゃんとか、女の子の様々な人間関係が描かれます。
また、弟ブンとお互い良いライバルで親友でのモトとの、友達なるまでや、嫉妬の話。ブンに卑屈な思いをいだく先輩の話などなど。

特に、女の子の人間関係の話・・・ああ、昔こういうことに振り回されていた時ってあったよねえ・・って思いました。

もともと、女の子の「誰と誰が仲良しで」とか「はじかれないようにしなきゃ・・」とか子どもながらに面倒くさくていやだなあ・・・ってかつて思っていて、今息子達の同級生の女の子達の人間関係をみるにつけ、「女の子は面倒くさくて大変だよね・・・」って本人達にもそれを見守らなきゃならないママ達に対しても思ったりしているのですが。
でも、その戦いに参戦するにしろ、わが道をゆくと決めるにしろ、一度はそれに巻き込まれてもまれる経験って多かれ少なかれあるわけで・・そういう微妙な心の動きとかがとっても良く書かれていて・・面白かったです。

男の子話はそれはそれで面白く読めましたしね。

この恵美ちゃんはどちらかといえば弧高の道を選んでいるんだけど、彼女がとっても魅力的で、ブンのエピソードの中にも結構年上のお姉さんとしていい感じで登場しています。

小、中学生も面白く読めると思うけれど、大人でもかつてを振り返りながら(場合によっては、社内とかママ友同士とかでもありうる人間関係として)読めるのかなっていう気がします。



実は、もう1冊今日「くちぶえ番長」もそのへんにほっぽらかしてあったので、読みました。こっちは、大人が読んでも面白かったけれど、同年代の方がよりリアルに楽しめる作品なのかなあって思って、別館の絵本・児童書のブログ「タルタルの絵本棚」の方に書きました(→こちら「タルタルの絵本棚」)
もし、よければこっちもみてみてくださいね。






くちぶえ番長 (新潮文庫)
重松 清
新潮社

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2009.11.09 / Top↑
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