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ちょっと前に出たものですが、別冊宝島の、「音楽誌が書かないJポップ批評」のシリーズ、ジャニ関係では、SMAPやシニーズの歴史みたいなもの(嵐もちょっぴりとりあげられていた)をよんだことがありましたが、結構好きなんですよね。今回は、嵐をとりあげております。
もちろん、嵐本人のインタビューとかそういうものはありません。
嵐をネタに、いろんな角度から、総勢30名近いライターさんがコラム形式でいろいろ書いているもので、全体で長短合わせ134コラムから構成されています。
書いているライターさんも、嵐好きな方から、アンチはいないもののまあかなり中立的に述べている人まで様々。
私はこういうサブカル的な書き方をしているもの、昔から好きなので結構ボリュームありましたが、面白く一気に読んじゃいました。

もちろん、いろいろなデータ等に基づきつつも、基本ライターさんの視点による記事なので、「うんうん!」とすごく納得、共感したり、「えっ、そうかなあ?」と思ったり、「ファンは違うけれど一般的にみるときっとこんな感じなのよね」とか、「こう言いきっちゃうの!?」とかいろいろ突っ込みをいれつつ、楽しみました。
もちろん、こういうことはとりあげないの?とか、ちょっと見方として一方的すぎとか、批判的にみれば、いろいろあるかと思いますが、嵐単独で取り上げられるってうこと自体、今きているんだなっていう感じがするし(まあ、宝島的には、嵐って好きだろうと思うんですが・・)、きっとメンバーもこれをみたら、客観的に「こんなふうに書かれているんだね」と楽しみそうな気がします。(自分達をとっても客観的に眺められて楽しめる面々だと思うので)

また、もっとマニアックに楽しむなら、それぞれのコラムは署名記事で、巻末にライターの自己紹介コメントがあるので、そこと照らし合わせつつみると、こんな人がこんなふうに思うのねというような楽しみ方もできます。(まあ、かなり面倒くさいので、気になったものをチェックするくらいですけれど)

全体に、「共感、」「??」含めつっこみどころ満載なんですが、以下私の中でひっかかった部分をピックアップ。

その1 #004ダイノジ 大谷ノブ彦の「We LOVE 嵐」
嵐の大ファンを公言している大谷さんのコラム、ふだん大谷さんがおしている嵐の魅力の総集編的内容ですが、私は大谷さんの視点基本好きなので、面白く読みました。
「嵐はこの時代だから生まれた無類の批評型アイドル」って呼んでいて、嵐の中にある自分達を客観視する批評家精神と、「素の人間性」とが両立できていることが、今までいそうでいなかった、できそうでできなかったことができているアイドルだって言っています。
あと、それぞれの個人に対する思い入れも語っていて。嵐をエンターテイナーとしてとても高く評価してくれているんですよね。


その2  大橋サエコさんの嵐バラエティ論
嵐バラエティについて、いくつかコラムを書いているんだけど、視点が面白くて納得の内容。(もし、実際に本をごらんになる方がいたら、#087~#091参照)
 ・ 『嵐のもっとも特徴的な点は、ムダなナルシシズムと自己顕示欲が全くないところだ。なのにアイドル。すげー新しすぎる!』
(確かに、従来アイドルとか芸能人ってナルシシズムとか「おれを見て!私を見て!」的前に出たがる部分がないと成り立たなかったかも)
 ・ 嵐バラエティでの日テレとフジのテレビ局比較。これが結構うなづいてしまう。
『深夜という自由な枠の中で”嵐らしさ”をじっくりと育てていった実績のある、フトコロ深い日テレの勝ち!・・・・・その点、フジは使い勝手がわかっていない。器用だから何でもこなすけど、フツーのアプローチじゃ化学反応はおきないんだってば。・・・・・』
これ、うーんそうそうって思いました。王道のバラエティ路線で、もちろん及第点は出せるけれど、それが嵐だからこそかっていうと・・・う~ん??という感じ?
まあ、先日のGACKTさんの回のような面白さもでるので、フジにも期待したいところではありますが・・

そしてね、さきほどの文の続き、嵐を”体育会系”でもなく”文科系”でもなく”文学系”って評して『”行間”っていう遊べる隙間がないと本来の良さがにじんでこないと思うのだ。そういう意味では結構取り扱いの難しいタレント何だろうな。多機能高性能だけど、それをフルに使うにはテクがいる、そんな感じ?』
これ、拍手です。うまく表現したなあって。そこそこに使うことはできるけれど、魅力を最大限に引き出すには、一般的なやり方していたらダメなんだって。

その3 広告の嵐
嵐とSMAPの対比で彼らの出演CMについて、90年代と00年代という時代の対比をいれながら語っています。
面白かったのは、SMAPは個々人ででているCMは等身大のキャラクターを演じていても、5人そろうと急にスペシャルなオーラがでるのに対して、嵐は潤くんのペプシCMのようにソロででているとスタイリッシュな感じがでていたりするけれど、5人集まると逆に等身大の親しみやすさがでるというもの。
auCMとSoftbankCM、今のauは若干違うかな・・でもSoftbannkのグランドファンクにのせて大階段を下りてくるあの感じとは明らかに異質よね、って思いました。

音楽面についても気になることはいろいろ、特にサクラップ部分はかなりとりあげられていて、結構食いついて読んじゃいました。



音楽誌が書かないJポップ批評62 ジャニーズ超世代! 「嵐」を呼ぶ男たち (別冊宝島1665 カルチャー&スポーツ) (別冊宝島 1665 カルチャー&スポーツ)

宝島社

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2009.11.30 / Top↑
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