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12月に読見終わった本は、結局 重松清さんの「卒業」一冊。
年が明けてから、おちついて2009年に読んだ本のまとめをしたいなあと思いますが、月2冊前後のペースだったでしょうか。
ここのところ、小6が重松清さんを次から次へと読んでいるので家の中に、重松清さんが山積みになっていて。
その山積みの中から、彼が「泣けた」と言っていた一冊です。


卒業 (新潮文庫)
重松 清
新潮社

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表題の「卒業」ということが一つのキーコンセプトで編まれた4編の短編がはいっています。
息子は「泣けた」と言っていましたが、はっきり言って私はかなりのものでした。
電車で読んでいた時なんて、やばくって途中で読むのやめました。
どれも、みななんですが特に最後の「追伸」は本当に読み始めから号泣で、これは夜一気に読んだんだけど、ものすごく目が腫れちゃって翌朝悲惨な顔でした。

この「追伸」について書くと、小学校1年で母を病気で亡くした少年が、母から1冊の死ぬ間際に息子に残すメッセージを書いたノートを残されそれを大切な思い出としています。そして、そこに新しい母がきて。思春期を迎えている少年にとって、新しい母は自分にとっての優しかった母の痕跡や思い出を消し去ろうとするものでしかないわけです。新しい母も不器用なタイプの人で当然上手く折り合いがつかない。そして、大人になった今当時を思い返せば、その頃の自分の気持ち、母となった人の状況なども理解できるけれど、でもわかってもなおそれ以上の関係をお互いになかなか結べない、そんな継母と息子が心を通わせるまでを描いています。
2人の不器用さと意地っ張りな様子、その周りで、何やかやと気をもむ義弟や妻の様子、そして実の母への思いと新しい母への気持ちにどう折り合いをつけていくのか・・・・泣けます!




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2009.12.29 / Top↑
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