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藤原竜也くん主演の蜷川ハムレットを見てきました。

●「ハムレット」
場所 埼玉彩の国芸術劇場
原作 w・シェークスピア
演出 蜷川幸雄
出演 藤原竜也 満島ひかり 満島真之介 横田栄司 内田健司 たかお鷹 鳳蘭 平幹二朗 他


全体の印象としては、狂気に満ちた藤原竜也はやっぱりすごい!っていうことと、平幹二朗さんの安定感がはんぱない。
まずは、その2点が印象的。、
ハムレットは、有名な話ではあるけれど、昔子ども向け?の物語で読んだくらいで原作では読んでいなくて、それでも話の大筋はわかっていたつもりだったのですが。

なんか、筋に関しては、謎が深まった。

まず、ハムレット@藤原竜也の狂気はすごく伝わるけれど、父王をしたって毒殺した叔父に復習しようとする狂気は伝わってくるけれど、私がハムレットに漠然ともっと内省的な印象を持っていたのは、イメージとは違ったかも。(原作はわからない)そして、なぜか今ひとつハムレットに対しては感情移入はできない私。

そして、これはなぜかクローディアス@平幹二朗があまり悪党に思えず、兄殺しに彼なりの苦しみが見える気がする。(だからハムレットに完全に肩入れできないのか?)そもそも、クローディアスが兄王を殺した動機って、ガートルードに対する横恋慕なのかそれとも権力を手に入れたいっていうことなのか?(原作読めっていう話ですのよね・・)

王妃ガートルード@鳳蘭は、クローディアスの兄殺しに加担していたわけではなくて、夫が死んで強きに流れたという「弱き者、汝の名は女」というハムレットのセリフのとおりのキャラっていうことでOKなんでしょうかね。

そして、最大の謎その1 オフェーリア@満島ひかりは、どういう立ち位置?私はそもそもはハムレットの両思いの恋人で、でも狂気の振りをしたハムレットにフラれたと思い込んでさらにはそのハムレットに父を殺され、それで精神を病んだのかと思っていたけれど、今日の舞台をみていてハムレットとオフェーリアの間にあまり感情の結びつきを感じなかった。
確かに、ハムレット側は、オフェーリアを好きだったという部分は垣間見れるけれど、それでもそんなに思いは強くない感じだし、オフェーリアに至っては精神を病んだのは、父を殺されたせいなのかなって感じた。なんかオフェーリアの存在感がちょっと薄かったのかなぁ。

そして、最大の謎2、フォーティンブラス@内田健司って何者!?
いやいや、説明を読めば、ノルウェーの王子だってわかる、わかるけどなんかすごく存在が唐突。そして最後にみんな死んだ後、王位を譲られる存在。
今回、内田健司さんっていう方が演じたのだけど、声がすごく通らなくて線が細い印象。これは、フォーティンブラスのキャラをそう作っているって言うことなんですか?そのへんがよくわかんなくて、更にはフォーティンブラスの立ち位置のわかりにくさも含めでなんかよくわからない存在になっていた気がする。
これ、前回2003年に藤原くん主演でやったハムレットの時、おぐりくんがやった役何ですよね。確か、出番は少なかったけれど、すごく良かったというのを目にしたことがあったのだけど。おぐりんのフォーティンブラスはどんなだったんだろうか。

と、つらつら疑問点を書いたけれど、藤原くんの勢いで見せられてしまう部分があるのは確かです!


2015.01.29 / Top↑
森田くんの舞台を見てきました。
今年は、春に続き2本めの舞台ですね。

●「ブエノスアイレス午前零時」
場所 新国立劇場中劇場
演出 行定勲
脚本 蓬莱竜太
出演 森田剛 原田美枝子 瀧本美織 橋本じゅん 千葉哲也 他

剛くんの舞台はやっぱり、いい!
特に今回、もう色気がダダ漏れていて、ほんとにカッコ良かった。

ストーリーは、私は原作をよんでいなかったし、最初は温泉場のホテルとブエノスアイレスの酒場とを行ったり来たり交錯して進むから面食らったけれど、みているうちに2つの世界がシンクロしてきて細かいことはどうでもよくなってこの世界観に引き込まれる感じだった。
剛くんは、カザマとニコライの2役。
ニコライとミツコ@瀧本美織の歪んだ純愛に涙がでて、自信がなく先にすすめないカザマとニコライの苦しさが胸にせまる感じ。
原田さんは老婆の役だけれど、往年を彷彿とさせるようなきれいさ。

そして、橋本じゅんさん、この人の舞台での存在感は毎度ハンパない。
すごくよいアクセントとなっている。

アルゼンチン・タンゴを踊る場面が出てきて、このタンゴ曲曲名が出てこないけれど、よく知っている曲でした。(母が、アルゼンチン・タンゴが好きだったので、代表的なのはよくきかされていた)
でも、私の記憶のなかでの曲よりも、場末感がただよっていて(笑) それはそれで、この設定にはすごく合うのだけれど、もう少しキレ通い感じにきかせて欲しかった。
剛くんのダンスはすごく色気があってステキだったけどね。


2014.12.05 / Top↑
昨日、蜷川版「ジュリアス・シーザー」を見てきました。

●「ジュリアス・シーザー」
場所 彩の国さいたま芸術劇場
演出 蜷川幸雄
出演 阿部寛 藤原竜也 横田栄司 吉田鋼太郎 他

なんか、行ったら悪いけれど内容は茶番だと思うけれど(別にシェイクスピアにいちゃもんつけているわけでなく、なんか詭弁を弄する彼らのあり方がという意味ですが) 全力でぶつかりあう実力派の皆様のエネルギーと気迫に惹きつけられて、シリアスなのに思わず笑ってしまって、すごくパワーを感じて、とっても面白かったです。

鋼太郎さんのキャシアスは、やりたい放題楽しんでる感があふれていて、楽しかった。
藤原くんのアントニーは、いろいろみている藤原くんの舞台のなかでも私的には結構好きな役だったかも。
阿部さんのブルータスは、弁をろうし腹黒な輩(笑)ばかりな中で、非常に高潔な人物であるわけだけど、存在感を発揮する登場人物の間にあっていい人でも埋もれもせず(いや、ある意味この話はブルータスが主人公みたいなもんなのだけど)なかなかの存在感でした。
横田さんは安定感溢れる感じで。

とにかくこの4人に始まり、とにかくエネルギーがぶつかりあう感じでした。

そして、これってぐぐってみたら悲劇なんですね。
まぁ、悲劇っていえばそうなのだけど、なんか悲劇っていう感じはしなかった。
なんか、英雄と言われる人たちも、市民たちにも、ある種の滑稽さを感じてしまう。
2014.10.24 / Top↑
トニセン3人の主演ミュージカル「ON THE TOWN」を見に行ってきました。

●「ON THE TOWN」
場所  青山劇場
作曲  レナード・バーンスタイン
演出・振り付け ビル・バーンズ
出演  坂本昌行 長野博 井ノ原快彦 真飛聖 樹里咲穂 シルビア・グラブ  他

いかにも、古き良き時代のブロードウエイ・ミュージカルという感じで、笑いのある単純なストーリーに、華やかな見せ場があふれた楽しい舞台でした。
3人の水兵達の物語が、とても明るくてトニセン3人が主演するものとしてすごくマッチしている感じがしました。

中心6人だけでなく、その他の方も結構見せ場が多い構成なんだなぁって思った。
群舞も良かったです。

坂本くんの歌はもちろん良かったけれど、あとの2人も負けないくらいよくて、特に今回私的にはいのっち押し。
いのっちの声がいいなぁって思ったんですよね。

売り切れちゃっていたけれど、グッズがなかなかかわいくて、いのっちはマグカップ、長野くんはブランケット、坂本くんはポーチ、3人でマスキングテープとかポストカードとかが入ったトニセンセットをプロデュース。普通に使えそうな雰囲気でした。
2014.10.02 / Top↑
彩の国さいたま芸術劇場開館20周年記念 NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGEND I
『ロミオとジュリエット』 を見てきました。オールメールです。

● 「ロミオとジュリエット」
場所 さいたま芸術劇場小ホール
演出 蜷川幸雄
出演 菅田将暉 月川悠貴 矢野聖人 若葉竜也 平埜生成 菊田大輔 他




有名はロミジュリなので、ストーリーは知っていたけれど、ロミジュリの本質ってこういうことだったのかって、なんか目から鱗のような気持でみました。
私が思っていたロミジュリって、要はモンタギュー、キャピュレットという反目する家の争いの中で散ってしまう純愛の物語というイメージだったのですが(そして、なんかベタすぎる感じでシェイクスピアの中では、私の興味をひかないものでもあった (笑)
でも、これは蜷川さんの今回の演出がということなのかもしれないけれど、なんていうかこれって、「10代の若さと未熟さと純粋さの暴走の物語なのかな」って。
10代の暴走と、悪意ではなくそれを利用しようとした大人の思惑がずれてしまったことによる破綻の物語っていうのかな。
そして、蜷川さんのシェイクスピアはどれもそれなりに現代的な要素を含むと感じるけれど、これもまさに当時も今もっていう共通性を持つ物語なのかなって感じました。

これは、キャスティングの勝利という部分もあるのだろうけれど、ロミオの菅田将暉くんが、軽くて若くて初々しい。
なんというか、最初別の子に恋い焦がれていたのに、ジュリエットと出会って、障害をものともせず突き進む変わり身の早さ(笑)と若さと向こうみずさ。
そして、ロミオをとりまく同年代の若者たち(マキューシオ、ベンヴォーリオ、ティボルト達)の勢いと美しさと若さともすごく軽くて考えなしで、
それを思うと、月川さんのジュリエットが美しいし自分の気持の正直に突き進むお嬢様風情はよく出ているけれど、どうしても存在感があるからか、10代の勢いと言うよりは、ロミオ達よりも年上のような感じがちょっとしてしまった。
月川さん単独でみるとなんの違和感もないのだけれど、菅田くんの横に並べると、ちょっとお姉さまっぽい感じが端々に感じられてしまって、もっと無垢で残酷なくらいの純粋さと初々しさがあってもいいのかなと思ってしまいました。

菅田将暉くんはとっても綺麗だったけれど、矢野くん、若葉くん、平埜くん、菊田くんも綺麗だった。
私的には若葉くんのベンヴォーリオが特にお気に入り。


シェイクスピア独特の猥雑さは乳母役などで十分に発揮!
オールメールだけれど、ホントに綺麗な舞台だった。
特に、ロミオとジュリエットが出会うキャピュレット家での舞踏会の部分。
衣装も斬新だし、女性役男性役という部分を超えて、全員が中性的な色気と美しさを出していて、すごく綺麗だった。


2014.08.16 / Top↑
大人計画×新感線という豪華企画 「ラストフラワーズ」に行ってきました。

途中25分の休憩を挟んで、3時間40分という長丁場なのですが、笑っちゃって面白くって、あまりその長さを感じないで過ぎた感じです。

● 「大人の新感線 ラストフラワーズ」
場所  赤坂ACTシアター
作    松尾スズキ
演出  いのうえひでのり
出演  古田新太 阿部サダヲ 小池栄子 橋本じゅん 宮藤官九郎 高田聖子 皆川猿時 粟根まこと 村杉蝉之介 河野まさと 荒川良々 山本カナコ 平岩紙 保坂エマ 星野源 村木仁 松尾スズキ 他

下世話で猥雑で何でもありな飽きさせない舞台。
何しろ、大人計画や新感線の常連メンバーが総出演の濃いメンバーで、根幹のストーリーも荒唐無稽だし、もう風刺、ギャグ、下ネタなんでもありで。まじめにたくさんフザケてました(笑)

古田さんは、アホなことやっていても殺陣の綺麗さはさすがですね。

小池栄子さん、平岩紙さん、体張って頑張っていたなぁ。高田聖子さんは言わずもがなです。

星野源さんが、ガッツリ歌ってくれて、なんかとってもお得な気分になりました。






2014.08.06 / Top↑
三谷さん×大竹しのぶさんの 「抜目のない未亡人」を見てきました。

●「抜目のない未亡人」
場所       新国立劇場中ホール
上演台本・演出 三谷幸喜
出演       大竹しのぶ 段田安則 岡村健一 中川晃教 高橋克実 八嶋智人 木村佳乃 峯村リエ 浅野和之 小野武彦 遠山俊也 晴海四方


このメンバーでのコメディ、面白くないわけはないという期待の上をいく楽しさでした。

新国立中劇場は初めてだったのですが、舞台を平場で組んで、扇状に張り出させ、11列目だったのですが、結果前から2列目というとてもよい席。
オペラグラスなしで表情までくっきりみえて、まず席に感謝!

大竹しのぶさんは相変わらずのパワーで、毎度毎度ながらそのパワーに圧倒されます。
八嶋さんが、ホテルの副支配人代行という狂言回し的役割で、それが本当にベストマッチ(こういうことをやらせたら、右に出るものなしという感じで、ご本人もほんとに楽しそう)

大竹さんを囲む4人の映画監督、段田さん、岡本くん、中川さん、克実さんみなさんそれぞれのキャラも面白く良かったけれど、わたし的には初見だった中川さんが予想以上に良かった。

木村佳乃さんも、わざとらしい演技にみせる、ちょっと子供っぽい感じの役がとってもチャーミングで可愛かったです。


あと、何より浅野和之さん、いい味出していたわ。
(浅野さんと段田さんがどことなく雰囲気が似ているような気がしています)


最後のカーテンコールまで、気を抜かない、小股の切れ上がったような(←こんな表現、今どきしない?笑) 舞台で、たくさん笑って笑って良い舞台でした。






2014.07.17 / Top↑
2012年に初演された蜷川さんの舞台「海辺のカフカ」
キャストをチャンジして再演されたものを見に行ってきまhした。

●「海辺のカフカ」
場所: さいたま芸術劇場
原作: 村上春樹
演出: 蜷川幸雄
脚本: フランク・ギャラティ
出演: 宮沢りえ 藤木直人 古畑新之 鈴木杏 柿沢勇人 高橋努 烏山昌克 木場勝己

主人公のカフカが柳楽くんから新人の古畑新之くんへ
佐伯さんが、田中裕子さんから宮沢りえさん
大島が、長谷川博己さんから藤木さん
そして、さくらが佐藤江梨子さんから鈴木杏ちゃん

この主要メンバーがチェンジで、カラス役の柿沢さん、ナカタ役の木場さん等は前回同様でした。

相変わらず、いかようにも考えられて難解だよねっていうのがまず最初の印象。


美術は、ガラスケースに書く場面のセットの要素をいれこんでそれごと移動させる形式はそのまま
(基本は一緒だと思う)
ただ、部分部分はちがったところもあるように思ったのは勘違いかな。
(前回のものも1度しか見てないので、底までよく覚えていない)
でも、美術が素晴らしいのは相変わらずです。

役者さん、それぞれについては、まずカフカ役。前回柳楽くんで、前回のブログを見ると、この役を20歳前後のニノでみたいって私は書いていたんですが、今回の古畑くん良くも悪くもあっさりとまだ幼い印象。
幼いっていうと語弊があるのかな。ある意味まだ中学生っていう設定年齢どおりの印象というべきか。

だからなのかわからないけれど、佐伯さんとのエロな場面がなんかインパクトが弱い気も。

宮沢りえさんは、相変わらず綺麗でした。
田中裕子さんの佐伯さんとはちょっと雰囲気違って感じるので、これは好みなんだろうなぁ。

藤木直人さん、
ちょっとどうかなぁ・・・と心配な気持もなきにしもあらずだったんだけど(もともと映像系の仕事が多いし、初舞台については正直う~ン、もう一歩っていう気持もあったから)良かったよ。現代劇でよかったっていうのもあるかなぁ。
きれいで、中性的で、几帳面キマジメな感じが良い意味で現れていた気がする。

杏ちゃん、
杏ちゃんに関しては、何も言うことなし。相変わらずの安定感でございます。

木場さんのナカタは、相変わらずよくて存在感すごかったなぁ

2014.06.06 / Top↑
GW最後の日でしたが、さい芸に「わたしを離さないで」を見に行ってきました。

●「わたしを離さないで」
場所 さいたま芸術劇場
原作 カズオ・イシグロ
演出 蜷川幸雄
脚本 倉持裕
出演 多部未華子 三浦涼介 木村文乃 床嶋佳子 銀粉蝶 他




原作も、何年か前に公開になった映画も見ていなかったので、あまり予備知識なく見たのですが、
本当に心がえぐられるような作品でした。
3部で休憩もいれて3時間45分という長さでしたが、どんどんひきこまれて時間の長さを全く感じずに見終わりました。

何よりも原作の持つ力がすごいのだろうなというのは、まず感じたことでした。
臓器移植を目的としたクローン人間っていう設定がそもそも衝撃的なのだけど。
それを前提に成長していく子ども達の、定められた運命にささやかな葛藤をいだきながらも受け入れていく姿勢も胸が塞がれるようでもあり衝撃でもある。
そして、クローンに対して嫌悪感やおそれを持ちつつも、押し付けた運命の中で少しでも良い生という矛盾と欺瞞にみちた先生やマダムに対して、釈然としない違和感と。
原作読んでみるのがいいんだろうけれど、重そうだなぁ・・・。


そして、メインの若手3人(多部未華子さん、三浦涼介くん、木村文乃さん)が若く初々しく不完全にゆれながら成長していく様子が、本人達とだぶるようで好演だったのではないかと思います。
(個人的には、多部ちゃんは予測の範囲だったけど、木村さんがふだんドラマでみる印象よりも頑張っていたような←もともとの期待値があまり高くなかったw)

蜷川舞台の美術は、毎度すばらしくて目が奪われてしまうのだけど、今回はヘールシャムの学校場面での、白いカーテンの使い方がとても印象的でした。学校ということで教室セットの周りを縦長窓にかかる風にゆれる白いカーテンがぐるっと囲んでいるのだけれど、その様子がとても美しい。

あと今回、蜷川さんの奥行きを活かした演出が、単に印象的なだけでなく、心をゆさぶられる感じでした。一番はクラスの生徒達が後方から一斉にスローモーションの動きで前方にでてくるところだけれど、そこだけに限らず、奥行きをとても意識した演出でした。


2014.05.07 / Top↑
森田剛くん主演舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」を見に行ってきました。

●「夜中に犬に起こった奇妙な事件」
場所   世田谷パブリックシアター
原作   マーク・ハッドン
脚本   サイモン・ッスティーヴンス
上映台本 蓬莱竜太
演出   鈴木裕美
出演   森田剛 高岡早紀 小島聖 西尾まり 宮菜穂子 柴一平 安田栄徳 石橋徹郎 久保酎吉 入江雅人 木野花



剛くん主演舞台というその1点に惹かれて見に行ったようなものだったのですが、結果大正解!
剛くん舞台外れなしだなぁというのが、まず最初の感想です。

主人公(森田剛)がアスペルガー症候群の幸人、隣家の犬が死んでいたことでの疑いをかけられたことからはじまった幸人の旅(中盤、文字通り旅もあるけれど、謎を説き明かしていくためにとっていく道筋というか)

そもそも、アスペルガー症候群の少年が主人公ということも予備知識になく見始めただけど、明らかに自閉とわかるその様子、そしてそういう主人公に対する父、母、先生、隣人達の対応、少年自身のゆき方に、グイグイ引きこまれていって、涙が出て仕方なかった。

現実その場に応じて臨機応変にとはいかない主人公の態度、息子のことを大切に思い理解もしていて、対応の仕方もわかっていてもなお、ストレスやイライラとは無縁でいられない父、母。

病気に対する対し方を知らないため(悪意があるのではなく知らない)いろいろな問題がおこる周囲との関係。

両親も周囲も、少年との関係もスムーズにいかせたいのに、どちらも悪くないのに理不尽な状況に追い込まれる。
でもいろいろな困難にあたりながら少年が少しづつ居場所を広げていく様子に温かな希望を感じさせる幕切れでした。

最後、カーテンコールで、証明問題をまるでレビューのように見せてくれて、そこで一気にエンタメ度がましてとっても楽しかった。

期待以上に、良質で見応えのある作品でした。



しかし、今回普通の役かと思ったら、アスペルガー症候群の10代の役、剛くん恐るべしだなぁw




2014.04.10 / Top↑
2006年の新感線NEXUSの舞台「Cats in the Red Boots」のDVDを友人から借りていて見ました。
斗真くん主演のものです。

●「Cats in the Red Boots」SHINKANSEN☆NEXUS Vol.2
作  戸田山雅司
演出 いのうえひでのり
出演 生田斗真 松本まりか すほうれいこ 粟根まこと 市川しんぺー 梶原善 他


Nexusシリーズは若手をフューチャーしたシリーズなんですね。

グローブ座っていうすごくこじんまりのした空間で、270度のステージ、内容は「長靴をはいた猫」をパロディにしたというかそこに着想を得た内容で、演出も客席、観客とが一体化したもの。
これ、実際にあの空間の中でみたら、楽しさが倍増になるものだっただろうなと思いました。
(特典映像にインタビューやリハの様子があるんだけど、その中に斗真の誕生日をステージ場でお祝いする部分もあって大きな舞台ではないようなアットホーム感があってこれも楽しそうだった)

私は新感線は、いろいろに大掛かりなものをみたことが多かったけど、こういうこじんまりしたものは、なんか即興感と一体感がとてもいいなぁと思った。
(コメンタリーを聞いていると、演出もどんどん変化していって、舞台は生きてるんだなというのがよくわかる)

こういう舞台、楽しいなぁ


SHINKANSEN ☆ NEXUS vol.2 「Cat in the Red Boots」 [DVD]SHINKANSEN ☆ NEXUS vol.2 「Cat in the Red Boots」 [DVD]
(2007/02/24)
生田斗真、松本まりか 他

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斗真くん、今もとっても綺麗だけど、この頃は線の細い感じもまだ残っている。でも基本あまり印象はかわらないんだなと改めて感じました。
2014.04.09 / Top↑
新感線の「蒼の乱」見てきました。

●「蒼の乱」
場所 シアターオーブ
作  中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 天海祐希 松山ケンイチ 早乙女太一 梶原善 森奈みはる 粟根まこと 高田聖子 橋本じゅん 平幹二朗 他


とにかく、面白かった。
ザ・新感線という感じで、笑えて殺陣もみごたえあって歌って踊って、ストーリーもわかりやすくみやすく、ザッツ・エンターテイメント!という感じ。

まずは、早乙女くんですね。
とにかく立ち姿からその佇まいが美しい。
そして、殺陣がもう何しろすごい。
何がどう違うのか、細かい説明は私の手にあまるのだけど、みていて全然違うんだもの、理屈じゃない。
早乙女くんの新感線での舞台は、前にもみたことがあって、その時もその動きに釘付けだったのだけど、いやぁやっぱり良いです。
いいものを見せていただきました。

あと、もう笑わせてもらったし目が話せなかったのは橋本じゅんさん!
今回、馬の役なんだけど、もう出てきた瞬間、「あ!橋本さんだ!」ってわかる(笑)
将門@マツケンと喋れる主役級の馬の訳だけど、なにしろその存在感がすごすぎた。

天海さんは、今回もかっこよかったけれど、やっぱり女の部分が出てくる部分は、まぁまぁっていう感じだなぁ。
2幕目からは、かっこいいところ全開になって、こういう天海さんがみたかったよっていう気持ちになる。


今回、シアターオーブでしたが、7列目の端、実質前から3列目状態で、全体をみわたすには若干の難はあるもののすごく近くて迫力がありました。オーブは広さが気になるけれど、このくらいの席で見れると違うなぁッて思ったわ。

2014.04.04 / Top↑
「万獣こわい」見てきました。

●「万獣こわい」
場所  パルコ劇場
脚本  宮藤官九郎
演出  河原雅彦
出演  古田新太 生瀬勝久 池田成志 小林和重 小池栄子 夏帆

面白くて笑っちゃうんだけど、なんかすごく怖い。

そもそもが、ある家族をマインドコントロールしてお互いを監視させ暴力を振るわせて殺していったちょっと前にあった事件をベースに、時事ネタ、最近話題になったネタ等をいろいろにぶっこんでいる。
かなり下品なネタも含めやりたい放題で面白かった。
アバの替え歌で歌い踊る姿も大笑い。

でも、そもそものストーリーが、マインドコントロールと暴力に満ちて、何が真実なのかがわからなくなっていくような話だから背筋が寒くて心が冷える。

メンバーみんなさすがで面白いけれど、この濃いメンバーの中にあって、夏帆さんが頑張ってるなぁッて思った。
小池姐さんは、なかなかに達者な感じで合ったし。

休憩時間も含め、2時間半ほどの作品だったけれど、ぎゅっと凝縮されている面白い舞台でした。







2014.03.20 / Top↑
三谷さんの「国民の映画」を見てきました。

今朝締め切りの仕事があったので、昨日は寝たのも4時でそういう意味でコンディションは必ずしも良くなかったのですが、本当に面白く3時間があっという間に感じる作品でした。

●「国民の映画」
場所   PARCO劇場
作・演出 三谷幸喜
CAST   小日向文世 段田安則 渡辺徹 吉田羊 シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆 平岳大 秋元才加 小林勝也 風間杜夫

三谷作品は、昨年見た「おのれナポレオン」に引き続き2作目だったのですが、「おのれナポレオン」以上に、人間のさまざまな姿や気持ちに笑い心が痛くなり、そしてきっちりと作りこまれたきれいな構成と、丁々発止の会話劇に惹かれるものがありました。

ゲッペルスやヒムラー達について、名前は知っていてもそれ以上の知識はあまりなかったのですが、出てくる映画人達やケストナー達のそれぞれの立ち位置での対し方と気持ち、ゲッペルスの芸術を愛している自分でありたい欲とヒトラーに対する忠誠心、そして従僕のフリッツに対する気持ち、そして最後の場面でのフリッツの心の動き等、追い詰められた状況だからこそのへつらい、偽る様子、見え隠れする本心が交錯して、ナチスの中もドイツ人達もいろいろな葛藤の中で生きていたのだなということを改めてかんじました。

最後に、フリッツの口から、登場人物のその後が語られる終わり方もとても良かったです。


皆さん良かったけれど、ゲッペルスの小日向さん、ヒムラーの段田さん、フリッツの小林隆さんは中でも本当に良かった。


2014.03.07 / Top↑
昨年2013年にみた舞台、劇場にみにいったものが12作品、14回
その他、DVDでみたものが1本。


昨年、はじめてだったのが、いわゆるジャニーさんの舞台を観たったいうことでしょうか。
1月にジャニワ、9月にドリボ。
もちろん、ジャニーズの人たちがでているいわゆる普通の(?)舞台(事務所と関係ない演出家で、メンバーも違うもの)は見に行ったことがあったし、昨年も斗真や剛くんのをみましたが、そうではなくいわゆるジャニーさんの世界に触れたのは初めて(SHOCKとかもみたことなかったので。)

これはかなり強烈な体験だったかも。
SHOCKとかにいったらまた全然違う感想なのだと思いますが、ジャニワやキスマイのドリボはつっこみどころも満載だけど、もう独特の魅力があるなぁという感じ。

あと、改めて森田剛くんのものをたくさん見て、彼の舞台での魅力を再確認した感じ。
「祈りと怪物」「鉈切り丸」「IZO」
特に、新感線というか、ひのうえひでのりさん演出との相性のよさを再確認した感じです。


<追記>
私的に、昨年見た中でのナンバーワンは、「ヴェニスの商人」と「鉈切り丸」
(どちらも甲乙つけがたい)

どちらも、ストーリー自体見やすくわかりやすく楽しめるということがまずあるけれど、
「ヴェニスの商人」は、猿之助さんのシャイロックの迫力がもうすごすぎて圧倒的だったし、
「鉈切り丸」はもちろん剛くんの鉈切り丸にひきこまれた。
どちらも、主役とは言えどちらかというとマイナスを背負った悪役的な立ち位置なのだけど、あれだけ感情移入させられて、もう存在感が圧倒的なのはすごいなぁって感じました。




●「ZIPUNG PUNk 五右衛門ロックⅢ」
場所  シアターオーブ
作   中島かずき
演出  いのうえひでのり
出演  古田新太 三浦春馬 蒼井優 浦井健治 高橋由美子 橋本じゅん 粟根まこと 高田聖子 村井國夫 麿赤児

●「JHONNYS’ World」
場所 帝国劇場
演出 ジャニー喜多川
出演 Hey Sey Jump(中島裕翔以外) ABC-Z SexyZone(中島健人 菊池風磨 佐藤勝利)

●「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作    ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出   蜷川幸雄
出演   森田剛 勝村政信 古谷一行 原田美枝子 伊藤蘭 三田和代 橋本さとし 染谷将太 中島朋子 宮本裕子 大石継太

●「ピアフ」
場所 シアタークリエ
作  パム・ジェムス
演出 栗山民也
出演 大竹しのぶ 梅沢昌代 彩輝なお 藤岡正明 小西遼生 碓井将大 谷田歩 横田栄司 畠中洋 辻萬長 岡村さやか

●「おのれナポレオン」
場所   東京芸術劇場
作・演出 三谷幸喜
出演   野田秀樹 天海祐希 山本耕史 浅利陽介 今井朋彦 内野聖陽

●「あかいくらやみ~天狗党幻譚~」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作・演出 長塚圭史
出演   小栗旬 原田夏希 古館寛治 長塚圭史 小日向文世 白石加代子 横田栄司 大鷹明良

●「盲導犬」
場所 Bunkamuraシアターコクーン
作  唐十郎
演出 蜷川幸雄
出演 古田新太 宮沢りえ 小出恵介 木場勝己

●「かもめ」(2回)
場所      Bunkamuraシアターコクーン
作       アントン・チェーホフ
上演台本・演出 ケラ・サンドロヴィッチ
出演      生田斗真 蒼井優 野村萬斎 大竹しのぶ 他

●「DREAMBOYS JET」
場所 帝国劇場
演出 ジャニー喜多川
出演 玉森裕太 千賀健永 宮田俊哉 近藤真彦 鳳蘭

●「ヴェニスの商人」
場所  彩の国さいたま芸術劇場
作   w・シェイクスピア
翻訳  松岡和子
演出  蜷川幸雄
出演  市川猿之助 高橋克実 中村倫也 横田栄司 大野拓朗 間宮啓行 石井愃一

●「MIWA」
場所    東京芸術劇場
作・演出  野田秀樹
出演    宮沢りえ 瑛太 井上真央 小出恵介 浦井健治 青木さやか 池田成志 野田秀樹 古田新太

●「鉈切り丸」(2回) 
場所 : シアターオーブ 
脚本 : 青木豪
演出 : いのうえひでのり
出演 : 森田剛 生瀬勝久 成海璃子 若村麻由美 秋山菜津子 渡辺いっけい 麻実れい

●いのうえ歌舞伎 號『IZO』(DVD鑑賞)
演出 いのうえひでのり
出演 森田剛 戸田恵梨香 田辺誠一 千葉哲也 粟根まこと 池田鉄洋 山内圭哉 木場勝己 西岡徳馬
2014.01.24 / Top↑
IZO
先日見た、森田剛くんの「鉈切り丸」がとってもよくてという話から、友達にこの「森田くんは最高!」と勧めてもらったのが、新感線プロデュース いのうえ歌舞伎 號『IZO』
DVDをかしてもらってみました。

●いのうえ歌舞伎 號『IZO』
演出 いのうえひでのり
出演 森田剛 戸田恵梨香 田辺誠一 千葉哲也 粟根まこと 池田鉄洋 山内圭哉 木場勝己 西岡徳馬

2008年の舞台、東京は青山劇場だったようですね。


新感線プロデュース いのうえ歌舞伎☆號『IZO』 [DVD]新感線プロデュース いのうえ歌舞伎☆號『IZO』 [DVD]
(2008/07/09)
森田剛、戸田恵梨香 他

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友達にすごくよいとお勧めされたのが、本当に納得!
良い!とにかく良い!

とにかく剛くんが圧倒的!
剛くんの以蔵の、狂気と哀しさに抉られるような感じがする。

単純で、ただただ武市半平太に認められたくて、必要とされたくて、でもとっても不器用で、臆病で、嫉妬もするしずるくもある。
どこかで見限って、サムライを捨ててミツと生きることだってできるだろうし、龍馬についていくこともできたはず。
でも愚直で短絡的で。

でも、哀しくて突き放せない。

鉈切り丸もそうでしたが、剛くんが演じるヒーローとはいえないマイナス面の塊のような主人公ってほんとにいいです。
人間を感じさせる。
森田くん、やっぱり舞台がいいなぁって改めて感じました。



共演の戸田恵梨香ちゃん、初舞台だったんですね。
でも、初々しさを感じさせながら好感がもてる舞台だなぁって思います。

池田鉄洋さんの龍馬はかなり笑わせていただきました!

田辺さんの武市半平太、はじめ誰かと思っちゃったんだけど、現代劇のドラマ等の映像とはちょっと印象が変わるなぁって思いました。





2013.12.25 / Top↑
鉈切り丸、2回目みてきました。

大阪からはじまった公演だけれど、明後日で楽だからもう大詰め。
前回見に行ったときから、2週間くらいたっているわけですが、何が違うかははっきり指摘できないものの、より練れてきている感がある。
前回、ちょっと引っかかっていた成海璃子ちゃんも、最初の場面こそ滑舌が若干気になるものの、それ以降は声もよくでていたし、自然に受け止められてすごく全体の流れに馴染んでいたように思う。
(こうやって考えると、ひと舞台の間に役者さんってすごく成長するんだろうなって思う)

あと、前回はあまり意識に訴えてこなかったけれど、今回は木村了くんもいいなぁって感じた。


そして、なんといっても改めて森田剛くん。
殺陣も含め動き自体にキレがあってかっこいいし、声もひびくし、役柄としてのおどろおどろしさも感じるし、とにかく圧倒的な存在感。

そして、何度見ても思うけれど、この範頼こと鉈切り丸は、徹底的に悪役のはずなのに、すごく切ない。
悪役だけれど、感情移入するのはもちろん、範頼にたいしてのわけで。
生まれ落ちた時から、愛されず必要とされずの彼に対して、そのおかれた状況の理不尽さに憤りを感じ。
とっても残忍で、手段を選ばない上昇志向なのに、嫌いと思えなくて。
最後責め立てられる彼に対して、歴史から抹殺される彼に対して、穴から這い上がりたくてトビの羽を求める彼に対して切なくてたまらなくなる。

今回結果2回みることができてほんとうによかったなぁって感じます。
2013.11.29 / Top↑
鉈切り丸を見てきました。

●「鉈切り丸」 
場所 : シアターオーブ 
脚本 : 青木豪
演出 : いのうえひでのり
出演 : 森田剛 生瀬勝久 成海璃子 若村麻由美 秋山菜津子 渡辺いっけい 麻実れい

いやぁ、面白かった。
シェークスピアの「リチャード三世」をモチーフに、主人公を源範頼にして書かれた脚本なのだけど、とにかく魅せる。
そして、役者さん達もよかったです。


まず、主役の森田君が素晴らしかった。
ここで描かれる源範頼は、せむしで顔にアザが有りびっこで(すいません、現在は使ってはいけない表現なのだとは思いますが)
その外見と遊女のもとにうまれているということから、親からも望まれず認められず、残忍で自分の力だけをたよりに狡猾にのしあがっていく人物で。
一言で言えば嫌な奴。でも、とても魅力的。まず、声がよい。これは単に森田君のということなんだけど、猿のように動く醜い範頼と、すごく色気と艶のあるよく通る声と発生にギャップがあってまず魅了されて。
そして、話に引き込まれるうちに、誰からも受け入れられない(母からも)、でも自分だけを頼りに穴におちこまないよう必死でもがく範頼のありようが、なんか哀しくて涙がでてくる。

頼朝役の生瀬さんは、すごく笑える要素をふんだんに盛り込んだ頼朝で。その軽やかさが似合っていて印象的。
そして、頼朝がすごく軽やかに描かれているから、範頼@森田剛の屈折具合、政子@若村麻由美のワンマンで独善的な強さ、義経@須賀健太の初々しさが映える気がする。

ただちょっと不満だったのは、成海璃子さんの巴御前。
なんか、もっと艶と色気も出しつつ演じて欲しかったなぁって思う。なんか、硬さと一本気な感じは伝わるのだけれど、もう少し女の部分を魅せれる方が演じたらどうだったんだろうかって感じた。


あと、もう一度見に行けるのでそれも楽しみ。




2013.11.12 / Top↑
野田さんの舞台「MIWA」を見に行ってきました。

●「MIWA」
場所    東京芸術劇場
作・演出  野田秀樹
出演    宮沢りえ 瑛太 井上真央 小出恵介 浦井健治 青木さやか 池田成志 野田秀樹 古田新太


野田さんによる美輪明宏物語。
面白かったけれど、圧倒的な台詞量にたぶん半分くらいしかついていけてない気がする。

それでも、なんかMIWAのそして美輪明宏さんの、なんか本質的な部分とすごさが、伝わってくると感じるのは、さすがだなぁ。

とにかく宮沢りえさんと古田さんの圧倒的な存在感がとにかくインパクト大。
りえさんのパワーはホントにすごい!


 
2013.10.14 / Top↑
「かもめ」2回目に行ってきました。

今回は、A席いわゆるコクーンシートとよばれるところなのかな?
右端の方が、気持ち若干見切れていましたが、基本問題なし。
(近くて、よく見れたました)

2度目だったし、前回見てから、全部読み切ってはいないけれど原作もちょっと読んだし。
比較的流れがわかりやすい話ではあるけれど、より落ち着いてそれぞれのキャラやセリフを楽しめたかな。

そして、やっぱり大竹さんと蒼井優ちゃんの迫力と濃さははすごかった。
(萬斎さんと斗真が、女性2人に対して引く感じの役だっていうこともあるけれどね)

2013.09.27 / Top↑
蜷川シェイクスピアのオールメールシリーズ「ヴェニスの商人」を見てきました。

●「ヴェニスの商人」
場所  彩の国さいたま芸術劇場
作   w・シェイクスピア
翻訳  松岡和子
演出  蜷川幸雄
出演  市川猿之助 高橋克実 中村倫也 横田栄司 大野拓朗 間宮啓行 石井愃一


面白くって、キャストの方皆良かったけれども、中でも猿之助さんが秀逸すぎて、こういうお芝居を生でみれるって本当に幸せだなと感じる時間をすごしました。


猿之助さんをオールメールシリーズで見るのは2回目。
前回は、「じゃじゃ馬ならし」で女役を演じる亀治郎さん(当時)のインパクトがあまりに強くてとても印象深かったんですが、今回はシャイロック。強欲なユダヤの高利貸しを、これでもかというほどにザ・シャイロックという感じでアク強く演じていらして。もう縦横無尽、やりたい放題(良い意味で使っています)という感じで。この猿之助さんをみれただけで、もうほんとに十分というくらいに堪能させていただきました。
(次回はぜひ、歌舞伎で猿之助さんを見たいと思った)

他のキャストも皆良かったのですが、中村倫也さんのポーシャはなかなか。オールメールでの女役って月川有貴さんがいつも秀逸だと思っているのですが(今回は出ていらっしゃいませんが)中村倫也さんの女役、とってもきれいで,ほんとに女子になっていてなかなかでした。途中、ポーシャが男に変装する場面があるのですが(男性扮する女性が男装するということね)、女子が男装しているような可愛らしさが感じられたwww
それに、担に可愛いだけでなく、才女としての面もうまく出ていて、とっても魅力的に仕上がっていたと思う。


見ていて気になったのは、シャイロックの立ち位置というか役回り。
これって、ユダヤ人に対する結構な偏見に満ちた内容なんですね(昔、物語として読んだことはあったけれど、改めて見て感じた)
ちょっとwikiさんをみてみたら、シャイロックの人物像やシェークスピアの意図については、諸説あるようですが。
でも、少なくとも作られた当時は、強欲な高利貸しというステレオタイプ的な見方というのが一般的だったのかなと思う。
そして、最後減刑するにあたって、ユダヤ教からキリスト教への改宗というのがあるんだけど、現代的な見方をすればそれこそ、キリスト教社会の傲慢さだし、信教の自由も犯しているしと思う。
最後に無言でシャイロックがクロスのペンダントをひきちぎる場面があって、猿之助さんのシャイロックは単に強欲なだけでなく、そこを耐えて生き残ろうとする不屈の気持ちと民族の悲哀のようなものも感じさせられるものだった。


蜷川さんのシェークスピアはいくつかみているけれど、かなり印象深い作品でした。






2013.09.12 / Top↑
ケラさんの「かもめ」に行ってきました。


(アップするほどの綺麗な写真がとれなかったんですが、自己満で雰囲気だけ)

●「かもめ」
場所      Bunkamuraシアターコクーン
作       アントン・チェーホフ
上演台本・演出 ケラ・サンドロヴィッチ
出演      生田斗真 蒼井優 野村萬斎 大竹しのぶ 他

ケラさんの舞台、祈りと怪物以来2度目だったんですが、すごく見やすかった。
祈りと怪物の時も思ったけれど、内容が頭に入ってきやすいんですよね。

そして、今回の「かもめ」もともとのチェーホフの戯曲はどうなのかわからないけれど
(と思って、帰りがけに原作を買ってきた)
でも、結構笑ってしまうところも多くって面白くみました。

それでいて、若いトレープレフ(生田斗真)やニーナ(蒼井優)の純粋さや苦悩も痛いくらい伝わってくる。

キャストを見たときから、すごいなぁと楽しみにしていましたが。
まず、中心となる4人、斗真、大竹しのぶさん,萬斎さん、蒼井優ちゃんが迫力。
大竹さんは,ほんとに変幻自在っていう感じですね。今回の役、自分勝手で独善的な面も強いキャラだけれど圧倒的なオーラというかパワーがみなぎっていて、すべてがアルカジーナ中心に動いていくことに、なんの疑問すら感じさせない。
萬斎さんは、日和見的でちょっとずるい優男な感じがすごくでている。
蒼井優ちゃんは、最初は純粋で汚れなく、その純粋さゆえにつっぱしる初々しさがあって、後半は修羅場をくぐり抜けた後の開き直りにも似た強さを感じさせる。
そして斗真も、前半のまだ少年を抜けたばかりの理想にみちた初々しさと、後半の永遠に若さをどこかにおいてきてしまったようなおいこまれた透明感がよかったです。

他に小野武彦さんも存在感すごかったし、浅野和之さんのインテリで中立的な立場を保とうとするお医者様もすごくらしかったです。


BR席だったので、端ではあったけれど、距離が結構近くて見れました。


客席にケラさんご自身がいらしていました。

2013.09.06 / Top↑
今朝のWSでちょうど公開リハーサルの模様を紹介して蜷川さんのインタビューなんかもやっていましたが、舞台「盲導犬」を見てきました。

●「盲導犬」
場所 Bunkamuraシアターコクーン
作  唐十郎
演出 蜷川幸雄
出演 古田新太 宮沢りえ 小出恵介 木場勝己




古田さんはもちろんだけど、宮沢りえさんの圧倒的なエネルギー、パワーを感じました。
いやぁ、りえさんかっこいいよ。
この間、天海さんの代役をつとめた話もすごいなぁと思っていたけれど、
実際に舞台をみて、この人パワーがすごいなぁって思いました。
赤のドレス姿、凛としていて、潔さが感じられてちょっとエロさもあって素敵でした。

しかし、唐さん、1回だけではなかなか消化しきれない。
ストーリーも途中ちょっとあれあれ?って繋がんない部分がでてきて、帰ってネットでいろいろみたら、銀杏(宮沢りえ)の死んだダンナさんがなんで、盲導犬学校の先生(木場勝己)なんだろうと思っていたけれど、霊がのりうつった的な感じだったのね。

あと、セリフ量が圧倒的に多くて、そして詩的で比喩が多い言い回しで、その内容が1回では把握しきれない。
上映時間も2時間にみたなくて短かったけれど、なんかギュッと凝縮されたものっていう感じがしました。

もう一度行けると、唐さんの世界観をもっと味わえるのかなぁ。

でも、過激で猥雑で、古田さんが生き生きしてて、りえさんが魅力的で、小出くんがなんかちょうどよい息抜きになるような存在でした。





 

2013.07.08 / Top↑
長塚さん×小栗くん という組み合わせというのに、興味をひかれて「あかいくらやみ」をみてきました

●「あかいくらやみ~天狗党幻譚~」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作・演出 長塚圭史
出演   小栗旬 原田夏希 古館寛治 長塚圭史 小日向文世 白石加代子 横田栄司 大鷹明良


なんて言ったらいいのか・・・・

結果としていえば、私の観劇経験の中では最悪だったんだよね。
(いえ、作品が最悪ということではありません)


そもそも、もう少し事前勉強していけばよかったんだけど、まぁ観劇時の通常営業どおりとくにストーリーやなんかは確認していかなくて。

結果、お話にはいりこめなくて、
ちょっとうとうとしちゃったり。
なんか、話のキモがよくつかめないまま終わってしまた(ーー;)

時制が、昭和と江戸末期(明治初頭?)をいったりきたりするし、奈生子が実は1人4役だったりするし、葛河も三左衛門だったり、まぁ最後の種明かしで大まかな関係性はつかめたけれど、細かい部分をつっこめないまま。

その上、一幕ものだったから、途中プログラムを買いに走るということもなく、終わってなんか、いいやっていう気分でそれ以上のフォローを自分でせずに終わってしまった。


う~ん・・・・・・


舞台のセットは、円形の回り舞台と、障子にみたてたものが使われているくらいですごくシンプル。
それから天狗の2人が妖しい雰囲気をかもしだしていて、そこはとってもシンプルだけど綺麗。

そして印象的だったのは、小日向さんと白石加代子さんかなぁ。
(やっぱり存在感がすごいです)




2013.05.23 / Top↑
以下の記事、5/2にアップしたと思ってたら、下書きのままだったのでとりあえずあっぷ
見に行ったのは、5/2です。

天海さん、はやくよくなりますように!
そして、宮沢さん頑張ってくださいね。
その他スタッフ、キャストの方もがんばってください



********

三谷さん×野田さんで話題の「おのれナポレオン」見てきました。

●「おのれナポレオン」
場所   東京芸術劇場
作・演出 三谷幸喜
出演   野田秀樹 天海祐希 山本耕史 浅利陽介 今井朋彦 内野聖陽


とにかく笑ったし面白かった。

三谷作品は、今まで、ドラマや映画といった映像でしかみたことがなかったんですが、笑いをちりばめながらギュウギュウにセリフ詰め込み、構成も畳み掛けてくる感じは、同じだなぁって思いました。
一つの箱の中にきっちり作りこまれている感じがある。


野田さんのナポレオンなんかすごかったなぁ。別世界にいってしまっていた(笑)
ちょっとエキセントリックなナポレオンなんだけど、その極端さ下限の縦横無尽さが、全然タイプが違うのに
古田新太さんを思い起こさせる感じがした(笑)

あと、山本耕史さん。
私は舞台をみるの多分始めてなんだけどよいね。滑舌もよいし、声も響く。かっこよかった。

天海姐さんが、かっこいいのはもう言わずもがな。

今回舞台セットのつくり方もちょっと変わっていて、舞台の方にまで観客を入れていて、
ロビーに、模型が飾ってあったので、ちょっとアップ。こんな感じでした。

2013.05.10 / Top↑
マチネで、大竹しのぶさんの「ピアフ」みてきました。

●「ピアフ」
場所 シアタークリエ
作  パム・ジェムス
演出 栗山民也
出演 大竹しのぶ 梅沢昌代 彩輝なお 藤岡正明 小西遼生 碓井将大 谷田歩 横田栄司 畠中洋 辻萬長 岡村さやか


とにかく、大竹さんがほんとにピアフが乗り移ったかのような熱演で、迫力があった。
歌も迫力があったけれど、モルヒネで苦しむシーンとかすべてに圧倒される。

でも、なぜだかはよくわからないんですが、思ったほどの充実感というか、みれてよかったっていう気持ちに浸れなかった。
大竹しのぶさん大好きだし、彼女の演技は歌も含めすごく鬼気迫る感じもありよかったんだけど。

なんていうのかな、ピアフの心情に今ひとつ寄り添いきれない感じがあったのかな。
ピアフに関しては、とにかく才能に溢れたシャンソン歌手で第二次世界大戦中レジスタンスに尽くして、でも悲劇的 なんかざっくりそんな印象というか知識だけはあったんですが。

なんか、素のピアフ像に感情移入するポイントがあまりみいだせなかったんですよね。貧しい生まれからくる売春と隣り合わせの生き方への哀しみとか頭では理解してすすんでいるんだけど、気持ちがそこまでのってこない。
あと、孤独からくる不安とか、わかるんだけどそこまで気持ちがついていっていないというか。
あと次々に恋人になる青年達、どうして彼らをそこまでピアフが魅了できるのかとか。

だから、歌も迫力あったし、しのぶさん自体は鬼気迫る迫真の演技だったと思うけれど、
そのへんのバランスが自分の中で難しかった。(う~ん、何が私にフィットしなかったんだろう)

しのぶさんの他では、イブ・モンタン役の藤岡正明さんの歌がすばらしかった。
声量もあるし聴き応えがありました。





2013.02.08 / Top↑
昨夜、祈りと怪物、ようやく蜷川バージョンみてきました。




●「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作    ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出   蜷川幸雄
出演   森田剛 勝村政信 古谷一行 原田美枝子 伊藤蘭 三田和代 橋本さとし 染谷将太 中島朋子 宮本裕子 大石継太


面白かった~ 

演出によって同じ台本なのにこんなに違って見えるものなんだっていうのが、すごく実感できました。

先月みたケラバージョンとの比較でいうと、ケラさんの舞台はストーリーがグイグイ引っ張っていく感じで、それでいて舞台のセットとか演出面では比較的オーソドックスだったのかなぁって思います。
普通にさしたる予備知識なくみていて、ストーリーがちゃーんと頭に入ってきて、役者さんもさることながらまず物語の面白さを感じました。

今回の蜷川バージョン、蜷川さんらしく舞台セットもケラさんに比べればシンプルで無国籍風
コロスも和装で登場したりして刺激をガツンがツン差し込んでくる感じww
(歌はラップになってるし、途中ケラさんが歌う「心の旅」が挿入されてきたり)
象徴的な部分を大切に扱っているので、物語の流れよりも場面場面がより際立つような演出になっているように感じました。
(あくまでも、素人目の感想です)

演出によるところももちろん大きいけど、演じる役者さんによって、キャラがまた違って見えるところも面白かった。

剛くんのトビーアスはよかったわ~。
結構長台詞の見せ場もあるけれど、存在感もあるし,みちゃいますね。
剛くん、1年前にみた金閣寺とも、大河の時忠とも全然違って、惹きつけられます
(最近、役者森田剛すごく気になるんですよね)


ドン・ガラスはケラバージョンの生瀬さんに対して、こちらは勝村さん。
勝村さんが結構恰幅良く、かつ老けて見せているのではじめ目を疑っちゃった。
生瀬さんのドン・ガラスと比べると、アクが少ないかもしれない。


あと、司祭役の古谷一行さん、ここと長女バサラの原田美枝子さんのカップル、存在感すごかったです。

メメ役の伊藤蘭さん、ケラバージョンの犬山イヌコさんがすごく印象的でしたが、伊藤蘭さんもよかったわ。

あと、パキオテがケラバージョンは大倉孝二さんで、今回は三宅弘城さん(怪物くんのおまわりさんだよね?)
私は、大倉さんの方が好きかな。でもキャラの違いをすごく感じました。

あとヤン役がケラバージョンが丸山智己さん、今回は染谷将太さん。
これも圧倒的に丸山さんの方が好きだった。
染谷さんの方は、もっと若くてちょっとヤンキーっぽい。丸山さんのヤンが静の中に不気味な狂気があるとしたら、染谷さんの方がいかにも危ない感じがしてる。


本当に面白い試みで、両方みれてよかったわ。






2013.02.01 / Top↑
ようやく五右衛門ロック行ってきました。

シアターオーブもはじめて。
やっぱり、新しいだけあって綺麗ですね。
大きいし、今回2階席だったのでどうかなって思いましたが、傾斜がかなりついている作りだということもあって、思ったよりも遠くはなかった。

●「ZIPUNG PUNk 五右衛門ロックⅢ」
場所  シアターオーブ
作   中島かずき
演出  いのうえひでのり
出演  古田新太 三浦春馬 蒼井優 浦井健治 高橋由美子 橋本じゅん 粟根まこと 高田聖子 村井國夫 麿赤児




面白かった~
もう、それしか浮かばない(笑)
とにかく気持ちの良い爽快な突き抜けちゃう面白さ



五右衛門ロック、Ⅱの「薔薇とサムライ」はみています。
「薔薇とサムライ」はとにかく、天海祐希さんの存在感が圧倒的すぎてもうそのインパクトがすごかったんだけど、今回は誰か一人というより皆さんそれぞれがキャラ立ちしてアンサンブルになっている感じかなぁ。

古田さんが毎度ながら、舞台になるととてもかっこよいというのはデフォなんですがww。

今回、三浦春馬くん、新感線はお初なんですね(舞台は以前地球ゴージャスのにでているみたい)
すごく頑張っているなぁって思った。歌も頑張ってるって思ったしなかなか良かったって思います。

蒼井優ちゃんは、私あんなにスタイルがいいんだって改めて思った。
なんか、映画やドラマの印象が強くて、体の線が出るような衣装の印象がないんですけれど、今回のお銀、スタイルいいなぁって思ったし、体がすごく動くよね。

もちろん前回の薔薇とサムライで初注目した浦井くんも同じ役ででていて大注目だったのですが、歌がうまいしきかせるなぁと。

あと、蜂ケ谷善兵衛役の村井國夫さん、なんかすごく存在感もあったし歌もよかったし、結構みちゃいました。
豊臣秀吉の麿さんの存在感もさすが。

あと、高橋由美子さんはやっぱりうまいなぁと思ってみていました。

今回、たまたま一緒に行くはずだった友人が別件でいけなくなってしまい、以前から新感線なら見たいと言っていた子ども(中3)を連れて行ったのですが、彼もとても面白く楽しかったみたい。
初めての大人の舞台経験としては、入りやすい良いものだったなぁって思いました。




 
2013.01.22 / Top↑
2011年にみた舞台、2011年は11本の作品をみることができました。

2010年は、9作品を11回みたので、ペーストしては同じくらいですね。
今年はすごくいろんな方の演出のものをみれて、幅が広がったきがする。

基本、蜷川さんの作品と新感線のものが多い事は変わりませんが、

お初な方で

宮本亜門さん(「金閣寺」)
長塚圭史さん(「ガラスの動物園」)
岩松了さん (「シダの群れ純情篇」)
松村武さん (「叔母との旅」)
松尾スズキさん(「ふくすけ」)
野田秀樹さん (「エッグ」)
ケラリーノ・サンドロヴィッチさん (「祈りと怪物」)


そして、これまでもみている
蜷川作品は3本、
新感線(いのうえひでのりさん)は1本


それぞれの方は初めて1本みただけなのでそれだけで語ることはできませんが、すごくそれぞれの個性は実感。


そして、あらためて蜷川演出は私自身は好きだなって再確認。


昨年それぞれ個性の強い作品を見た中で私の中で出色だったのは、「叔母との旅」
円形劇場での4人芝居っていう特殊性もありますが、セットもなく小道具も衣装も最低限の中でのお芝居にすごくこちらのイマジネーションが刺激されて面白かった。


松尾さん、野田さんについては、結構難しい。
居心地の悪いまま、あまりにもいろいろなものが詰め込まれていて刺激されて、私の方で完全にキャパオーバーになっていた感があります。
なんか見るこちらも大きなエネルギーで対峙して格闘している感じ。
でも、ちょっとまたチャレンジしたい感じがある。


今年はまず1月に「祈りと怪物」の蜷川バージョンと、新感線が待っている (((o(*゚▽゚*)o)))



●「金閣寺」
場所 赤坂ACTシアター
原作 三島由紀夫
演出 宮本亜門
脚本 宮本亜門・伊藤ちひろ
出演 森田剛・高岡蒼佑・大東駿介・中越典子・高橋長英・大西多摩恵・花王おさむ・山川冬樹・瑳川哲郎


●「ガラスの動物園」
場所 Bunkamuraシアターコクーン
原作 テネシー・ウィリアムズ
演出 長塚圭史
美術 二村周作
出演 立石涼子 深津絵里 瑛太 鈴木浩介


●「シンベリン」
場所 さいたま芸術劇場
演出 蜷川幸雄
出演 阿部寛・大竹しのぶ・窪塚洋介・勝村政信・浦井健治・瑳川哲朗・吉田鋼太郎・鳳蘭


●「シダの群れ 純情巡礼編」
場所    Bunkamuraシアターコクーン
作・演出  岩松了
出演    堤真一  風間杜夫 松雪泰子 小池徹平 荒川良々 倉科カナ 市川実日子
ギター演奏 村治佳織  


●「海辺のカフカ」
場所 さいたま芸術劇場
原作 村上春樹
演出 蜷川幸雄
脚本 フランク・ギャラティ
美術 中越司
出演 柳楽優弥 田中裕子 長谷川博己 柿沢勇人 佐藤江梨子 高橋努 烏山昌克 木場勝己


●「シレンとラギ」
場所 青山劇場
作  中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 藤原竜也 永作博美 高橋克実 古田新太 橋本じゅん


●「叔母との旅」
場所 青山円形劇場
原作 グレアム・グリーン
演出 松村武
出演 段田安則 浅野和之 高橋克実 鈴木浩介


●「トロイラスとクレシダ」
場所 さいたま芸術劇場
原作 シェイクスピア
演出 蜷川幸雄
出演 山本裕典 月川悠貴 細川圭 長田成哉 佐藤祐基 塩谷瞬 内田滋 小野武彦 たかお鷹 横田栄司


●「ふくすけ」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作・演出 松尾スズキ
出演   古田新太 阿部サダヲ 大竹しのぶ 


●「エッグ」
場所   東京芸術劇場
作・演出 野田秀樹
出演   深津絵里 妻夫木聡 仲村トオル 秋山菜津子 大倉孝二 藤井隆 橋爪功 野田秀樹


●「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」
場所   Bunkamuraシアターコクーン
作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演   生瀬勝久・小出恵介・丸山智己・大倉孝二・安倍なつみ・緒川たまき・大鷹明良・マギー・近藤公園・夏帆・三上市朗・久保酎吉・峯村リエ・犬山イヌコ・山西淳・池田成志・久世星佳・木野花・西岡徳馬

2013.01.01 / Top↑
「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」のKERAバージョンをみにいってきました。



●「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」
場所   シアターコクーン
作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演   生瀬勝久・小出恵介・丸山智己・大倉孝二・安倍なつみ・緒川たまき・大鷹明良・マギー・近藤公園・夏帆・三上市朗・久保酎吉・峯村リエ・犬山イヌコ・山西淳・池田成志・久世星佳・木野花・西岡徳馬


これは、ケラさん脚本の作品をケラ演出バージョンと蜷川演出バージョンで、シアターコクーンで連続で上演するという企画。
まず、最初はケラバージョン(来月は蜷川バージョン、これも行く予定です)

正直ケラさんのお名前は存じ上げているけれど、演出舞台をみるのは初めてだったので、どんなふうなのかなぁとちょっとワクワクドキドキで行ったのですが、面白かった!

これ、まず何よりも脚本が面白いんだと思います。
KERAさん自身は、「もしも、ガルシア・マルケスが『カラマーゾフの兄弟』のような物語を、姉妹に置き換えて書いたら?」というのが、発想のきっかけっていっているけれど、
正直、カラマーゾフの兄弟は高校の頃に読んだけど、すっかりさっぱり内容を忘れているし、ガルシア・マルケスは読んでない(かろうじて「エレンディラ」を映画化したものは見た記憶がある程度)ので、このたとえは全然ピンと来てないのだけれど(笑)

なんか、一つ一つはありえないような話の連続でありながら、圧倒的な物語でぐいぐい引っ張っていかれる感じ。
登場人物はとっても多いし、場面転換もいろいろ多いけれど、筋がすごく入ってくるので、引き込まれてみてしまいました。

ケラさんものは、みたことがなかったけれど(ケラさんご本人は、翔ちゃんの「アンラッキーデイズ~ナツメの妄想~」で役者としてでていらっしゃるのが唯一かな)
これが、通常のケラさんの演出としてらしいかどうかはよくわからないけれど、きっちり物語が見えている感じですごく見やすかった。

主演は生瀬さんであり、三姉妹の久世星佳さん、緒川たまきさん、安倍なつみさんが中心ではあるけれど、
群像劇でいろんな人がそれぞれ立っていて、面白い。

印象深かったのは、メメ役の犬山イヌコさん。
丸山さんは、とってもかっこよかった。あと、三姉妹のお三方もそれぞれ良かったわ。

セットもかなり作りこんだ感じのものだったけれど、今度蜷川バージョンではこのセットをどんな感じで作ってくるのがとっても楽しみ。

あと、配役も小出くんがやっていたトビーアス役が森田君かなって思っているけれど、やる人の違い、演出の違いでどんなふうになってくるのかもとっても楽しみです。





2012.12.14 / Top↑